スーパーGT300クラスに参戦するTeam TAISANは2月28日、2018年シーズンの参戦体制を明らかにした。マシンは昨年までと同様にアウディR8 LMSを用いるが、そのカラーリングは前年から大きく変化している。
スーパーGTの前身であるJGTC全日本GT選手権時代からGT500、GT300クラスを通じて合計8回のシリーズチャンピオンを獲得するなど、名門チームとして知られるタイサン。
昨年は2016年にサードとジョイントして生まれたTeam TAISAN SARDとして2年目のシーズンを迎え、ともに新加入となった山田真之亮とジェイク・パーソンズを擁してGT300クラスに挑むが、入賞が遠くドライバーズポイントはまさかのゼロ。チームランキングも30台中24位と名門らしからぬ歯車が噛み合わないシーズンとなってしまった。
そんなチームは2018年シーズンに向けて新体制を構築。昨年加入した山田のパートナーに、2017年はTEAM UPGARAGE with BANDOHのMC 86をドライブした川端伸太朗を迎える。
また、エントラント代表はこれまでと同様に千葉泰常氏が務めるが、若手ふたりの指導役として新たにスーパーバイザーという役職を設け、元F1ドライバーで現在もスーパー耐久シリーズなどで活躍する中野信治が就任することとなった。
チーム名からサードの名が外れた新生Team TAISANは今回、ドライバーラインアップとともに今シーズン使用するアウディR8 LMSのカラーリングイメージを公開。タイサン伝統のブラックとレッドのカラーリングにホワイトを加えた新デザインは、過去2年のイメージと大きく趣向が異なるものになっている。
なお、今回の発表では使用するタイヤ銘柄については明らかにされず。開幕戦岡山に向けて今後行われていくテストでは若手の新コンビとともに注目ポイントのひとつとなりそうだ。
■Team TAISAN 2018年参戦体制
代表:千葉泰常
車両名:TAISAN Audi R8
車両:アウディR8 LMS
ゼッケン:26
タイヤ:-
ドライバー:山田真之亮/川端伸太朗