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ポルシェカレラカップ・ジャパン、2018年の若手育成に上村優太、片山義章を選出

2018年03月01日 11:52  AUTOSPORT web

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2018年のジュニアプログラムを獲得した上村優太
ポルシェジャパンとポルシェカレラカップ・ジャパン委員会は、2018年のジュニアプログラムドライバーに上村優太と片山義章の2名を選出した。

 ポルシェカレラカップ・ジャパン委員会は2009年から『PCCJスカラシッププログラム』を実施。これは平川亮や元嶋佑弥といった若手ドライバーを輩出してきたドライバー育成プログラムで、今年から名称が『ポルシェカレラカップ・ジャパン・ジュニアプログラム』に改称された。

 同プログラムに選出されたドライバーは“世界最速のワンメイクレース”とも呼ばれるポルシェカレラカップの日本シリーズ、PCCJポルシェカレラカップ・ジャパンにサポートを受けながら参戦する。

 2018年のプログラムでは書類選考を通過した3名のドライバーが、2月23~24日に富士スピードウェイで今季からPCCJに導入される新型ポルシェ911 GT3カップをドライブし、最終審査へ臨んだ。



 ここでのラップタイムやドライバーとしての資質、英語力などが総合的に評価された結果、上村と片山がサポートを獲得。ポルシェジャパン・ジュニアとして2018年のPCCJに参戦することになった。

 22歳の上村は2013年にカートデビュー。翌年に鈴鹿サーキットレーシングスクール(SRS-F)に入校すると首席で卒業し、2015~16年にはFIA-F4選手権に参戦した。

 2017年にはPCCJスカラシップを獲得して、PCCJデビュー。シーズン3勝を挙げ、ランキング2位を手にしている。

 2年連続で選出された上村は「今年もPCCJジュニアプログラムのドライバーに選出して頂き大変うれしく思います」と喜びを語っている。

「2年目のシーズン参戦のチャンスを頂いたからにはチャンピオン獲得はもちろんのこと、1年目で学んだことを最大限に活かせられるように頑張ります」

「よりハイパワーで高性能なマシンとなったニュー911 GT3カップをドライブできる喜びとともに、今まで以上に白熱したレースを皆様にお見せできると思います。今シーズンも応援よろしくお願い致します」

 上村と同じくプログラムに選ばれた片山は、2016年の全日本F3選手権Nのシリーズチャンピオン。2017年も全日本F3に継続参戦し、ランキング9位を獲得した。

「PCCJのジュニアプログラムドライバーに選んでいただき誠にうれしい気持ちです」と片山。

「ポルシェといえばレースと誰しもがイメージするように、自分もポルシェに乗ってレースをしたいと思っていました。数々の先輩方がこのプログラムを経て日本のトップカテゴリーで活躍する姿を見ていたので、今回の決定は背筋が伸びると同時に誇りを感じています」

「日本を代表するポルシェドライバーとしてポルシェ・モービル1スーパーカップに出場し、世界で活躍できるドライバーを目指して戦います」

 今後、上村と片山の両ドライバーはPCCJのドライビングアドバイザーを務める影山正美やPCCJ委員会からのサポートを経て、PCCJシリーズチャンピオン獲得を目指すことになる。

 2018年のPCCJは4月7~8日に岡山国際サーキットで開幕を迎える。