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天野喜孝が『シェイプ・オブ・ウォーター』を独自に解釈 コラボアート公開

2018年03月01日 11:31  CINRA.NET

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天野喜孝が描いた『シェイプ・オブ・ウォーター』コラボアート ©2017 Twentieth Century Fox
ギレルモ・デル・トロ監督の映画『シェイプ・オブ・ウォーター』と天野喜孝のコラボアートが公開された。

テレビアニメ『タイムボカン』シリーズや、ゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズのキャラクターデザインなどで知られる天野喜孝。映画を見た天野が劇中に登場する不思議な生き物「彼」のキャラクターに興味を持ち、その本来の姿をイメージする中で、「彼」の神秘的なオーラが形を変えて水のマントを纏うビジュアルが完成したという。

天野は『シェイプ・オブ・ウォーター』について「素晴らしいですね、60年代、70年代のアメリカは私の好きな時代で、とても好きな映画です」と称賛。ビジュアルについては「この映画を観た後に、いろいろなイメージを拡がり、そのなかで“彼”が元々住んでいた場所に戻った時のイメージが見えてきました。水の中の神殿に住んでいて、“彼”は特別な水のマントを羽織っているイメージです」と説明している。

本日3月1日から公開される『シェイプ・オブ・ウォーター』は冷戦時代を舞台に、清掃員として政府の極秘研究所に勤めるイライザと、研究所に運び込まれた不思議な生き物との言葉を超えた愛を描いた作品。『第90回アカデミー賞』で最多13部門にノミネートされている。

■天野喜孝のコメント
素晴らしいですね、60年代、70年代のアメリカは私の好きな時代で、とても好きな映画です。
上部がカーブになっている主人公の部屋の窓の形から、私がアメリカで生活していたときを思い出しました。
この映画を観た後に、いろいろなイメージを拡がり、そのなかで“彼”が元々住んでいた場所に戻った時のイメージが見えてきました。
水の中の神殿に住んでいて、“彼”は特別な水のマントを羽織っているイメージです。
“彼”は、そういう存在だと思うんですね。
そういう想いで、この絵を描きました。
この絵は、映画を観る前と後では、印象がすごく変わると思います。