トップへ

雪のバルセロナでアロンソが“最速”。トロロッソ・ホンダは2周の走行にとどまる/F1テスト1回目デイ3

2018年03月01日 06:32  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

2018年第1回F1バルセロナテスト3日目:フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)
F1プレシーズンテスト3日目、カタルニア・サーキットは降雪の悪天候となり、セッションスタートが3時間ディレイされた。セッション開始後も5チームしか走行を行わず、タイムを記録したのはマクラーレンのフェルナンド・アロンソのみだった。

 今週のバルセロナは気温が非常に低く、雨と雪にも見舞われ、有効なテスト作業を行えるコンディションに恵まれずにいる。テスト3日目の2月28日は朝から雪が降り、サーキット周辺は一面雪景色になった。コース上には積雪はない状態だったものの、メディカルヘリコプターが飛べるコンディションではなかったために、セッションスタートは3時間ディレイされた。

 雪がやみ、ヘリコプターが飛べる状態になったため、現地12時にグリーンフラッグが振られた。ランチブレークもキャンセルされたが、雨は降り続いていたため、コースに出たのは5チームのみ。残りの5チームは走行する意味はないと判断し、マシンを壊すリスクを冒さないことに決めた。

 ウエットタイヤを装着してコースに出た5人のドライバーたちも、ほとんどが路面チェックを行うにとどまり、タイムを出したのはマクラーレンのアロンソのみだった。

 アロンソはセッション開始約1時間後に最初にコースイン。続いてレッドブルのダニエル・リカルドがコースに出てインスタレーションラップを走った。同様にザウバーのマーカス・エリクソンが走り出した後、リカルドが再びコースに出たもののコースオフ、しかし無事にピットに戻ることができた。リカルドはこれでこの日の走行を終え、セッション終了を待たずにサーキットを後にした。


 15時半ごろにはウイリアムズのロバート・クビカ、続いてトロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーが走り出したが、いずれもタイムを出すことなくピットに戻った。ハートレーはその後、もう一度インスタレーションラップを走っている。


 セッション終盤にアロンソが再びコースイン、インスタレーションラップを繰り返した後、18時前にスタート/フィニッシュラインを通過、この日唯一のタイム2分18秒545をマーク、これがテスト3日目の最速タイムとして記録された。アロンソは一日のなかで合計11周を走った。

 プレシーズンテストとして用意されたわずか8日間のうち1日が実質的に利用できなくなり、チーム間では今週のテストを2日金曜まで延長する案、2回目のテストを一日早く月曜からスタートする案が検討されたが、日程変更に必要な全チームの合意は得られていない。