マックス・フェルスタッペンはレッドブルF1チームの『RB14』を初ドライブし、新マシンに対して暫定的には良い印象があったと語った。
バルセロナのカタロニア・サーキットを67周したフェルスタッペンは、「有意義な1日だったので、とても満足している」と報告している。
「まだ語るには早いし、バランスの微調整は常に行なっていきたい。でも第一印象はとてもポジティブだ。昨年よりさらに良い」
フェルスタッペンのベストタイム1分20秒326は、全体の4位というタイムだった。しかしながら、他のライバルたちとマシンのパフォーマンスを比べるには、まだ早すぎると彼は言う。
「このマシンが勝てるほど優れているかどうかは分からない。僕は1度走行しただけだし、誰もまだすべてを見せてはいないと思う」
「けれどマシンが良いパフォーマンスを出しているときと、そうでないときは分かる。このマシンは良いパフォーマンスを出しているよ。なんの問題もないし、それが昨年とは大きく異なる点だ」
彼のチームメイトであるダニエル・リカルドは、合同テスト初日にトップタイムを記録した。フェルスタッペンは火曜日まで順番を待つ必要があったが、燃料システムの問題のために走行はさらに遅れることになった。
「午前中に燃料漏れがあったんだ。マシン全体をチェックした後だった」とフェルスタッペンは説明した。
「天候が優れず、その時点ではコースがまだ濡れていたので、実際には走行時間を失うことはなかった」
遅れと天候のコンディションにも関わらず、予定されていたプログラムはやり遂げることができたとフェルスタッペンは語っている。
その日は底冷えのするコンディションが続き、最後にはみぞれ混じりの雪が降ったため、『RB14』を詳細に評価することはできなかった。
「とても寒い日だったので、タイヤを機能させることがとても難しかった。ピットを離れてからはタイヤの温度を維持するためだけに、1周ごとに全力で走行し、タイムを改善していく必要があった」
通常とは異なるバルセロナの寒さは、週の残りの間も続く見込みだ。水曜にはさらに多くの雪が降る可能性があり、テストが完全に中止されることも考えられる。ただしフェルスタッペンは水曜にはリカルドにテストを引き継ぐため、直接の影響を受けることはない。
フェルスタッペンは「明日の天気はあまり良くないようだね。僕は木曜にはマシンに戻るので、可能な限り多く走るつもりだ」と締めくくった。