マクラーレンF1チームは、プレシーズンテスト2日目、エキゾースト関連のトラブルに見舞われ、ストフェル・バンドーンは37周を走行するにとどまった。
27日、バンドーンがMCL33・ルノーのテストを本格的にスタートした。前日に続き、スペイン・バルセロナは気温が非常に低く、このコンディションを考慮し、午前中はシステムチェックと相関データの収集に取り組んだ。バンドーンは最も軟らかいハイパーソフトタイヤによって1分20秒325のタイムを出し、午前には暫定2位となっていた。
しかし昼ごろにチームはボディワーク下の温度上昇という異常を発見。エキゾーストクリップが破損し、熱風がマシンとブレーキラインなど配線に吹き付けられていたことが分かった。チームは詳しい調査を行うために走行を中断し、無事に調査と修理を完了、夕方にマシンは走行できる状態になったものの、雪が舞うほどに天候が悪化していたため、コースに復帰しないことを決めたということだ。
バンドーンはトラブル発覚前に記録したタイムでこの日全体の3位となった。
テスト初日にはアロンソが走行したが、午前のセッションスタート早々にホイールナットのトラブルにより右リヤホイールが脱落するというアクシデントが発生、走行時間を大幅に失った。
チームはこのトラブルは大きなものではないとと説明したが、2日目のトラブルについてもバンドーンとレーシングディレクターのエリック・ブーリエはともに「小さな問題」であると主張している。
バンドーンはマシンのパフォーマンスには良い印象を持ったと述べた。
「最初の印象はすごくポジティブだ。快適に走ることができたし、意外なことも起こらず、マシンに対する理解を深めることができた」
「トラブルは大きなものではなかったし、マシンについてたくさん学べたから、ポジティブな一日だったよ」
テスト3日目には再びアロンソが登場する予定となっている。