スペイン・バルセロナでの2018年F1プレシーズンテストが2日目を迎え、トロロッソ・ホンダは前日に続き、順調に周回を重ねた。
この日の走行はピエール・ガスリーが担当、気温が低く、午後には雪がちらつき、テストには不向きなコンディションだったが、ガスリーは82周を走行し、ソフトタイヤで1分21秒318のタイムを出し、11人中6位となった。
周回数では、ドライバーふたりを走らせたウイリアムズは合計100周を記録しているが、ドライバー単独ではフェラーリのセバスチャン・ベッテルが98周、メルセデスのバルテリ・ボッタスが94周、ガスリーはそれに次ぐ周回数を走りこんだことになる。初日のブレンドン・ハートレーもダニエル・リカルドに次ぐ2番目の周回数を記録した。
ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治氏は、2日間連続でトラブルなく作業を進めることができ、いい流れができていると語った。
「昨夜は雪がちらつき、テスト2日目は非常に気温が低く、厄介な路面コンディションになりました。そんななか、引き続きテストプログラムに取り組み、まずまずの周回数をこなすことができたと思います」
「チームはセットアップ作業を行うとともに、空力面の基礎的データの収集に努め、エンジンサイドの私たちは、昨日スタートした機能テストを引き続き行いました」
「テスト初日を迎えたピエールは、路面が滑りやすい状態だったにもかかわらず、アクシデントを避けて、素晴らしい仕事をしてくれました」
「気温が低く、理想的ではない天候でしたが、何ひとつトラブルなく82周を走行し、昨日の勢いをうまく維持することができたと思います。残り2日間もこの調子で作業を続けていきたいですね」