2018年02月27日 15:22 弁護士ドットコム
平昌(ピョンチャン)五輪フィギュアスケート男子で66年ぶりに連覇を達成した羽生結弦選手が2月27日、東京・有楽町の外国特派員協会で記者会見を開いた。羽生選手は「難しいジャンプを飛びつつ、それがあることで芸術が成り立っているというジャンプにこれからもしていきたい」と今後の抱負を語った。
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昨日帰国したばかりの羽生選手の会見には、記者やカメラマンなど200人以上が詰めかけるなど、国民的スターといえるほどの人気ぶりだった。定刻から約3分後に羽生選手が登場すると、会場が少しどよめいた。
羽生選手はケガから復帰して金メダルを獲得した。司会から、練習できなかった時期について質問されると、「スケートをできない期間だからこそ、机やパソコンに向かっていろんなことを学べた」と答えた。すごく焦ることもあったが、自分の感覚、痛みに向き合いながら、治療方法や、トレーニングやメンタルの調整法などを勉強していたという。
今後の目標は、本番で「4回転半ジャンプ」を成功させること。羽生選手は「人間の能力で、5回転までできる研究結果も出ている。挑戦したいという気持ちがある」「バレエやミュージカルも同じだが、芸術は正しい技術に裏打ちされている。正しい技術を使って、芸術として見せることが大事だ」と持論を展開した。
羽生選手は大会本番前、どの国の会場でも、パンやパスタでなく、絶対にご飯を食べるようにしているという。栄養管理も一応しているが、普通のアスリートとは違う一面も。「食べても太らないタイプ。マクドナルドも行くし、炭酸ジュースもすごく好き。炭酸ジュースを飲みながらポテトチップスを食べることもある」。
こうした羽生選手の素直な受け答えに、会場はあたたかい笑いで包まれていた。
(弁護士ドットコムニュース)