バルセロナのカタルニア・サーキットで行われた2018年F1合同テスト1日目、レッドブル・レーシングのダニエル・リカルドはトップタイムを記録したことには満足だが、終日走っても得られた知見は限られていたと語っている。
リカルドは、午前セッションの終盤にかけてペースを主導し、ピレリのミディアムタイヤで1分20秒179のベンチマークタイムを記録した。その後は雨が降り出し、ドライだった路面が午後のセッションの終わりにはダンプコンディションに変わったこともあり、これがこの日の全体のトップタイムとなった。
リカルドは、良い位置につけられたことはよかったが、気温が低かったことでパフォーマンスを評価するのは困難だったと述べた。
「とにかく寒かった! だけど、そのことを除けば、全体に良かったよ」とリカルド。
「路面がドライだった午前中はすべてが良かったけど、午後にはかなり扱いにくいコンディションに変わっていった」
「こういう気温ではタイヤを機能させるのが難しい。しかもこのサーキットは路面が再舗装されたばかりだからね」
「気温が上がってくれば問題ないが、寒いと路面のグリップがほとんどないんだ」
「それでも、良い一日にはなった。100周以上走行できたし、そのうち1スティントでは35周走ったんじゃないかな。つまり信頼性は堅調だったから、それを実現させたスタッフ全員に敬意を表するよ」
「パフォーマンス? そうだね、タイムシートのトップに自分の名前が載るのは気分が良いものだ。だけど、気温が2度ではほとんど何の知見も得られない」
合同テスト2日目となる27日にはマックス・フェルスタッペンがチームメイトからマシンを引き継いで走行する予定だが、寒さと雨天は続きそうだ。