テレビドラマ『噂の女』が4月からBSジャパンで放送される。
奥田英朗の同名小説を原作にした同作の主人公は、高校時代は地味で目立たない存在だったが、ある時を境に小さな町の中で男たちを手玉に取ってのし上がっていく糸井美幸。美幸の周りで、酔って風呂に入ったことによる溺死が原因で男たちが次々に死んでいることが次第に明らかになっていく様を描く。
悪い噂の絶えない美幸役を演じるのは足立梨花。足立がゴールデンタイムの連続ドラマで主演を務めるのは今回が初となる。監督は飯塚健ほか、脚本は福田卓郎ほかが務めた。
足立は「ゴールデンタイムの連続ドラマで主役は初めてなのですごく緊張していますが、原作ファンの皆さんの糸井美幸像に負けないぐらいの美幸ちゃんを作っていけたらいいなと思いますし、皆さんから“あの子って一体どういう子なんだろう?もっと知りたい”と思ってもらえるように演じていけたらいいなと思います」と意気込みを語っている。
■足立梨花のコメント
原作を読ませていただいて、私の演じる役が「美人じゃないけどなんか気になる」ような人物だと知って、ちょっとホッとしました(笑)。読んでいくうちに私自身どんどん作品に引き込まれていって、糸井美幸ってどういう人物だろうと想像しながら読ませていただきました。
私もどちらかというと田舎に育った方ですが、田舎では周りの人が顔見知りだからこそ、見栄があったり、できないことがあったりする部分があるので、どこの町でもこういうことが起こっているんじゃないかと思うような描写がたくさんあり、共感できました。ゴールデンタイムの連続ドラマで主役は初めてなのですごく緊張していますが、原作ファンの皆さんの糸井美幸像に負けないぐらいの美幸ちゃんを作っていけたらいいなと思いますし、皆さんから“あの子って一体どういう子なんだろう?もっと知りたい”と思ってもらえるように演じていけたらいいなと思います。
■橋本かおりプロデューサーのコメント
奥田英朗さん原作の『噂の女』をドラマ化するにあたり噂の女のキャスティングが重要でした。狭い町の中で前半戦は彼女に関するいろんな噂が飛びまくり、本心がわからない謎の女、後半戦はいよいよ男たちが翻弄され、女がむくむくと生きていく様を演じてもらいます。男を手玉にとる強い女に一見みえない清純イメージの足立梨花さんにあえて演じていただくことで摩訶不思議な魅力の作品になると確信します。
原作には後半しか登場しない刑事ですが、この町を唯一愛しているかもしれないピュアな刑事がヒロインをどこまで追いつめられるかも見どころです。「噂の女」が毎週、噂になるべく各話の見どころ満載です。