6月8日から公開される映画『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』の主題歌をチャットモンチーが担当することがわかった。
今年7月をもって解散することを発表しているチャットモンチー。主題歌は映画のために書き下ろされた新曲となり、榮倉奈々演じるちえと安田顕演じる夫じゅんの関係や2人の想い、「死んだふり」に隠された妻から夫へのメッセージを表現した楽曲になっているという。楽曲タイトルなどの詳細は後日発表予定。
チャットモンチーは主題歌となる新曲について「作った曲には、私たちなりの死んだふりをつめこみました。愛すべき2人の自由さの余韻になれれば最高です」とコメント。
ちえ役の榮倉奈々は「物語の最後に流れるチャットモンチーさんの澄んだ綺麗な歌声に包まれて、足取り軽やかに映画館を後にすることができるような気がします。鮮やかな彩りを加えていただきました」、じゅん役の安田顕は「曲中の"愛する君 自由な君"という言葉が、この映画のヒロインに、しっくりくるのではないでしょうか。チャットモンチーさんのキュートでキャッチーなロックが映画に彩りを与えてくださることに、感謝申し上げます」と賛辞を送っている。
今回の発表とあわせて新たな場面写真が公開された。食卓を挟んでちえがじゅんの頬を両手で包みこむ様子が捉えられている。
『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』は、2011年に「Yahoo!知恵袋」に投稿された「家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。どういうことなのでしょうか?」という文から始まる質問をもとにした作品。死んだふりを繰り返すちえと、呆れながらもやがて不安を覚えていくじゅんの姿を描く。監督は李闘士男。
■チャットモンチーのコメント
オファーを受けた時は、好きな出演者の方々で、しかもとても気になるタイトルで嬉しかったです。
どの死んだふりも面白くて可愛らしくて、人の家の中には自分の知らない宇宙が広がっているんだなあと感動しました。
作った曲には、私たちなりの死んだふりをつめこみました。
愛すべき2人の自由さの余韻になれれば最高です。
■榮倉奈々のコメント
ポスターからは想像がつかない程、人生についての深いテーマが描かれている映画になっています。
しかし、とても温かい気持ちになる映画でもあります。
物語の最後に流れるチャットモンチーさんの澄んだ綺麗な歌声に包まれて、足取り軽やかに映画館を後にすることができるような気がします。鮮やかな彩りを加えていただきました。
■安田顕のコメント
曲中の"愛する君 自由な君"という言葉が、この映画のヒロインに、しっくりくるのではないでしょうか。
チャットモンチーさんのキュートでキャッチーなロックが映画に彩りを与えてくださることに、感謝申し上げます。
■李闘士男監督のコメント
橋本さんも福岡さんも、とてもキュートな方でした。
で、映画の冒頭シーンを少し見せたら、笑ってくれて、、、それだけもう好きになりました。
こうなると、上がってくる楽曲に間違いはないのです。
チャットモンチー独特のリズムとメロディーが、チャーミングに映画のエンディングを飾ってくれています。
ちょっと変な感じがするのも、この映画と同様に良いのです。
■プロデューサー・宮前泰志(カラーバード)のコメント
チャットモンチーさんは、独特な世界観を持ち、一曲一曲に全力を出されている印象を持っていまして、映画に出てくる不器用だけれども一生懸命お互いのことを想い合っているデコボコ夫婦の映画にはぴったりだと思いました。完成した楽曲も、お二人の強いメッセージがストレートに刺さる素晴らしい曲です。本作には色々な夫婦が登場します。楽曲を聞きながら、何通りもの愛のカタチについて想いめぐらし、愛おしい気持ちになりました。