マクラーレンF1チームは、プレシーズンテスト初日のホイールトラブルについて説明し、大きな問題ではないと主張した。
26日、セッションスタート直後に走行を始めたアロンソは、わずか6周を走ったところで、トラブルに見舞われた。その時点のファステストラップを塗り替えるペースで走っていたアロンソだが、最終コーナーで右リヤホイールが外れ、コースアウト。幸いアロンソにけがはなく、マシンを降りた後に破損部分をじっくり観察した後、外れたパーツを持ってガレージに戻った。
マシンの修理のため、アロンソはしばらくガレージにとどまることになったが、ランチタイム直前にマシンの準備が整い、コースに復帰した。
午後には気温が低下し、雨も降り始める悪コンディションとなったが、チームは遅れを取り戻すために走行を続けることを決め、データ収集に努めた。
アロンソは合計51周を走行、スーパーソフトタイヤで記録した1分22秒354で13人中7位となった。
この日のトラブルについて、マクラーレンのエグゼクティブディレクター、ザック・ブラウンは、次のように説明している。
「ホイールナットのトラブルが発生した。午後にはコースに復帰できるだろう」とブラウンはランチタイム前に語った。
「こういったことのためにテストがある。どのチームもテスト期間中はいろいろな問題に見舞われるはずだ。そのためのテストなのだ」
「失う走行時間はほんのわずかなものだ。大問題ではない」
今年パワーユニットをホンダからルノーに変更したマクラーレンは、パッケージ向上のため、テストでできるだけ多くの周回をこなすことを目指している。