2018年F1プレシーズンテストがスタート、新たにパートナーシップ契約を結んだトロロッソ・ホンダが『STR13』のテストを本格的に開始した。この日、走行を担当したブレンドン・ハートレーは、非常に順調な初日であったと喜び、エンジンのドライバビリティは自分が経験したなかで最高レベルだったとも語った。
トロロッソ・ホンダはシェイクダウンを終えて、テスト初日26日を迎え、ハートレーがトラブルなく93周を走行。ソフトタイヤで記録した1分22秒371のタイムで13人中8位となった。
「すごくポジティブな一日だった。問題はひとつも起きなかったんだ。ただ、天候の影響で走行を切り上げた。今日は凍るような寒さだった」とハートレー。
「走り出した瞬間からすべてにとてもいい感触を持った。天候のせいでいくつか今日完了できなかったテスト項目はあったけれど、初日に93周を走れたのだから、トロロッソ・ホンダにとって素晴らしいスタートになったといえる」
「最初からバランスはとても良いと感じたが、これからパフォーマンスを高める余地があると思う。今日一日の流れにはすごく満足だ。誰もがタイヤに苦しんでいた。ひとつのコーナーをゆっくり抜けると、タイヤが最適な状態ではなくなってしまう。今日は路面がスケートリンクみたいだったからね。タイヤを常にベストな状態に保つのはとても難しかった」
「今日はたくさんのことを学び、明日以降に向けてうまく態勢を整えることができた。来週、天候が良くなったら、もっとうまくやれるだろう」
「エンジンのドライバビリティは僕がF1マシンで経験したなかでベストのレベルだった。つまり、あらゆる面においてすごくポジティブだったってことだ。僕には何ひとつ不満はないよ」
ホンダはテストでできるだけ多くの周回を重ねることを目標にしてきたとハートレーは明かした。
「信頼性のトラブルは全くなかった。それがホンダにとっての目標だった。特にシーズン序盤に関してはね」とハートレーが述べたとCrash.netが伝えた。
「完璧なスタートを切ることができた。ここからさらに向上していきたい」