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ニッサン/ニスモが18年体制をファンに報告。王座奪還誓う

2018年02月24日 14:22  AUTOSPORT web

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ニッサン/ニスモのGT500ドライバー・監督がファンの前で必勝を誓った。
2月24日、日産自動車/ニスモは2018年のモータースポーツ活動計画発表会を行い、今季スーパーGT500クラスに参戦する4チームのドライバー/チーム監督、そしてGT300クラスにニッサンGT-RニスモGT3の2018年モデルで参戦するGAINERの4人のドライバー、監督がファンの前で必勝を誓った。

 例年ニッサン/ニスモは、シーズン開幕に先立ち神奈川県横浜市にある日産自動車グローバル本社ギャラリーで体制発表会を行っているが、今季もファンを前にニッサン/ニスモのスーパーGT参戦ドライバーたちが集まった。

 多くのファンが詰めかけた発表会では、まず片桐隆夫ニスモ社長があいさつ。すでに発表済みであるフォーミュラEへの参戦に向け、ジュネーブショーでカラーリングを発表することや、グローバルでのニッサン/ニスモの活動をファンに向け説明した。また、この場で2018年のカラーリングも公開されている。

 続けて、ニスモの田中利和ニッサンチーム総監督がファンの前であいさつ。「昨年は前半戦で厳しい戦いを強いられましたが、最終戦では23号車が他メーカーに対してアドバンテージをもって、ポール・トゥ・ウインで終えることができました」とおそろいのシャツで登場した全ドライバーを前に、2017年を振り返った。

 そして2018年に向けては、「今年はニスモの開発陣が、一生懸命開発を進めてくれて、一歩も二歩も競争力を上げてくれています。この個性豊かな4チームがうまく走らせ、全チームが最終戦までチャンピオンの権利を残して臨みたい。オリンピックのパシュートのように、4チーム力を合わせてチャンピオンを獲りにいきます」と意気込みを語っている。

 田中総監督が語る2018年のニッサンGT-RニスモGT500だが、これまで12月~2月のセパンテストでは、カモフラージュされていた新たな空力が公開された。フロントのカナード上部、さらに新たな形状となったラテラルダクトをはじめ、近年のF1のフロントウイングのような複雑なかたちとなっている。

「昨年の段階で、今年に向けた方向性を見つけることができた。セパンや国内でのテストで開発を進めており、雪辱を期するべく全力を尽くす」と片桐社長が語るとおり、今季のニッサン/ニスモの“本気度”が感じられる発表会となった。