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TEAM UP GARAGEが体制発表。中山のチームメイトに小林崇志が加入。鈴鹿10耐に参戦表明も

2018年02月22日 16:42  AUTOSPORT web

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中山友貴と小林崇志の同期コンビで挑むTEAM UP GARAGE
22日にスーパーGT300クラスに参戦する『TEAM UP GARAGE』が体制発表を行い、中山友貴のチームメイトとして小林崇志が新たにチームに加わることとなった。参戦車両はGT300マザーシャシーのトヨタ86を継続。8月の鈴鹿10時間耐久レースへの参戦も表明した。

 クルマ、バイクのユーズドパーツ販売店を全国に150店舗以上展開するアップガレージは、モータースポーツにも積極的に関わり、D1グランプリをはじめさまざまなカテゴリーに参戦。2015年からはレーシングプロジェクトバンドウとタッグを組み、『TEAM UP GARAGE with BANDOH』としてスーパーGT300クラスを戦っている。

 アップガレージは創業の地である横浜町田にアップガレージ横浜町田総本店をオープン。22日に落成式を実施し、そこで今シーズンの『TEAM UP GARAGE』の体制発表も行われた。

 今年はレーシングプロジェクトバンドウとの共同プロジェクトではなく『TEAM UP GARAGE』として単独で参戦。メンテナンスはRS中春が引き続き担当する。スーパーGT参戦開始からドライバーを務める中山友貴が今年も継続。さらにチームメイトには鈴鹿レーシングスクール時代の同期でもある小林崇志が加わった。

 監督を務める石田誠は、「レーシングプロジェクトバンドウと共に2015年からスーパーGTに参戦してきましたが、3年間のジョイントプロジェクトが無事終了し、我々単体としてのチーム運営を2018年から行っていきます。スーパーGTにフル参戦と8月の鈴鹿での10時間耐久レースにもすでにエントリー済みで、このパッケージで参戦していきたいと思います」と『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース』への参戦も表明。

「新しく小林君という有望なドライバーと15年からずっと参戦している中山君。今年はマシンも大幅にバージョンアップされ、このふたりのドライバーで負ける要素はないと思っています。3年間なかなかいいパフォーマンスを出せなかったのですが、2018年はもちろん表彰台を目指し、シリーズチャンピオンを獲り、そして鈴鹿10時間でも勝利を狙っていきたい」と意気込みを語る石田監督。


 チーム4年目となる中山は、「同い年でずっとライバルの小林選手とチームメイトになれてうれしいです。4年目の参戦で、ここまでは速さを見せても結果に繋げることができておらず非常に悔しい思いでした。今年は負ける要素はないと自分でも思っていますので、しっかりと結果に繋げていきたいです」とコメント。

 これまでARTAドライバーとしてホンダチームでGT500やGT300を戦ってきた小林は、「いろいろ経験もしてきて、自分自身成長できていると思います。そういった力を提供して、チームの初優勝を皆で成し遂げたいですし、中山選手は同期で切磋琢磨してきた仲ですので力を合わせてしっかり戦っていきたいです」と新たな挑戦への意気込みを語った。

 スーパーGT300クラス参戦に加え、鈴鹿10時間への参戦も表明したTEAM UP GARAGE。車両はGT300マザーシャシーのトヨタ86を使用し、ドライバーふたりも鈴鹿10時間を楽しみにしているようだ。

「まだわからないですけど、86のマザーシャシーで走るのは僕たちだけじゃないですかね。外車対日本車の構図の中で、どこまでやれるのかって目線で応援してほしいですね。クルマも鈴鹿とすごく相性が良くて、ここ3年間いつもレースラップは速くて、僕の中でも印象はいいですね。あとはサプライヤーのピレリタイヤとのマッチングが気になるところですが、すごく楽しみなレースですね」と中山。

「まだヨコハマタイヤも経験していないので、ピレリタイヤでの走行は想像つかないですね(笑)。でも、出場するからには勝ちにいきたいです。賞金もいっぱいでるし、面白いレースですよね。まだエントリーもわからないですけど、注目されるレースですし、そこで勝つというのは僕らにもチームにもいいことなので、全力で狙っていきたいです」と小林もコメント。

 石田監督によればドライバーはもうひとり検討中で鈴鹿10時間には3人体制での参戦になるようだ。