メルセデスF1チームのバルテリ・ボッタスが、2018年シーズンに使用するヘルメットのデザインを発表した。今回のデザインはファンから募集したもので、1500以上の応募のなかからボッタスが選んだものとなる。
完成したヘルメットを目にしたボッタスは、以下のように話している。
「ドライバーにとってヘルメットのデザインは、外から見える唯一のもの。個人のためのデザインであり、ドライバー自身のことを少しだけ外に伝えられるものなんだ」
「多くのドライバーはキャリア全体をとおして似通ったデザインを使い続ける。それが自分のトレードマークだからね」
2016年までは青と白を基調にしたヘルメットを使用していたボッタスだが、メルセデス移籍初年度の2017年はショップから購入したものをそのまま使用しており、独自のデザインではなかったという。
「毎年(ヘルメットの)デザインを変えようとするんだ。2シーズンにわたって同じヘルメットを使ったことはない」
「たくさんの素敵なデザインが集まったことに、本当に感銘を受けたよ。ただボタンをクリックすれば応募できるというものでもないからね。時間をかけなければできなことなので、とても感動したし、ファンに感謝している」
集まった多くのデザインのなかからひとつを選ぶことは、ボッタスにとって難題だったという。
「とても難しかった。最初に40から50案くらいにまで絞り込むまでは早かった。けれども20から10へと選んでいくのは難しかったね。何日間かかけて毎日デザインを眺めながら、残念ではあるけれど最後のひとつになるまで、ひとつずつ絞り込んでいった」
「どれも素敵だったから申し訳ない気持ちだったけれど、勝ち残ったひとりはとてもラッキーだったね」
多くの時間をかけた慎重な選考の結果、最終的にアンディ・ワーナーが描いたデザインが選ばれた。
「カラーリングが本当に気に入ったし、他のデザイン案とは大きく異なっていたんだ。右と左でデザインが違うところがとても好きだね。それに速そうに見える。これはいつだって重要なことだ」
「左右対称でないヘルメットは、他にはあまり見たことがない。新しいシーズンに新しいヘルメットがほしかった。こんな感じのヘルメットを、この先のキャリアでも使っていけるといいね」
選ばれたヘルメットは、ボッタスが以前に使用していた青と白で構成されており、母国フィンランドのシンボルマークも描かれている。
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