長年にわたってスーパー耐久シリーズに参戦しているGTNET MOTOR SPORTSは2月22日、2018年の参戦体制を発表。星野一樹、藤波清斗のチームメイトに浜野彰彦を加え、富士24時間では安田裕信を第4ドライバーに起用する。
スポーツカーを中心とする新車、中古車販売や車検などを手掛けるGTNET株式会社を運営母体とするチームは昨年、Y’s distractionとコラボレーション。2013年から参戦するST-Xクラスに99号車Y’s distraction GTNET GT-Rを投入し、第3戦鈴鹿で総合優勝を飾った。
そんなチームは、今季からタイヤサプライヤーやレースフォーマットなどが大きく変更される2018ピレリ・スーパー耐久シリーズに引き続きST-Xクラスから参戦するとアナウンスしたが、ドライバーラインアップについては2名のドライバーを新たに迎えている。
スーパー耐久のST-Xクラスではプロドライバーとジェントルマンドライバーが1台のマシンをシェアして戦うこととなるが、この内Aドライバーに指定されているジェントルマンドライバーはST-Xクラスの勝敗を大きく左右する存在だ。
今回、GTNETはニュルブルクリンク24時間への参戦経験を持つ浜野をAドライバーに迎えたと発表。あわせて富士24時間ではDドライバーとして安田を起用することをアナウンスしている。
「ご縁がありY’s distraction GTNET GT-Rで戦うことができることを嬉しく思います」と浜野。
「ST-Xクラスは初めての参戦となりますが、とにかく精一杯やるしかありません。走るからには上を目指して頑張ります」と意気込みを語った。
また、2015年に同チームの助っ人として富士ラウンドにスポット参戦している安田も「24時間という過酷なレースになりますが、きっちり完走、そして優勝できるようにチームの皆さまと精一杯頑張ります!」とコメントしている。
Cドライバーを務める藤波と、2013年からGTNETでニッサンGT-RニスモGT3を走らせている星野は昨年から引き続いての参戦が決定。
「今年こそは絶対にチャンピオンを奪還したい! という強い気持ちがあります」という星野は「チームみんなで協力し合い、Y’s distraction GTNET GT-Rをいつも応援してくれているファンの皆さまに、必ず良い結果を届けられるよう全力を尽くします」と語った。
また、藤波も「今年は去年の悔しさをリベンジする為に自分の最大限の力を出して、チーム一丸となり結果に繋げたいです!」と昨シーズンランキング5位に終わったチームの雪辱を誓った。
新たなメンバーを加えたGTNET MOTOR SPORTSは2014年以来となる王座奪還に向け、まずは4月1日に行われる開幕戦鈴鹿での勝利を目指す。
■GTNET MOTOR SPORTS ピレリ・スーパー耐久シリーズ2018参戦体制
マシン名:Y’s distraction GTNET GT-R
車両:ニッサンGT-RニスモGT3
参戦クラス:ST-X
カーナンバー:99
監督:尾本直史
Aドライバー:浜野彰彦
Bドライバー:星野一樹
Cドライバー:藤波清斗
Dドライバー:安田裕信
ホームページ:http://www.gtnet-ms.jp/