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フィギュア米代表アダム・リッポン選手、『NBC』レポーターを断った理由に称賛集まる

2018年02月22日 10:43  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ショービズ界でも引っ張りだこのアダム・リッポン選手(画像は『Adam Rippon 2017年9月28日付Instagram「Them: You’re a snowflake.」』のスクリーンショット)
米国代表のフィギュアスケーター、アダム・リッポン選手(28)が五輪期間中に『NBC Sports』のレポーターをオファーされるも、辞退していたことが明らかになった。その理由が「アダムらしい」と話題を呼んでいる。

平昌五輪のメダル獲得数では苦戦を強いられている米国だが、今大会で一躍人気者となり、セレブらから熱いラブコールが絶えないアスリートがいる。フィギュアスケーターのアダム・リッポン選手だ。

スケート技術はさることながら、その美しいルックスと茶目っ気たっぷりなコメントやツイートで、リース・ウィザースプーン、ブリトニー・スピアーズ、サリー・フィールドといった“Aリストセレブ”たちをトリコにするアダム。

そんな彼を『NBC Sports』も放っておかなかったようだ。アダムは自身の競技を終えた後、同局にレポーターとしてのポジションをオファーされた。『NBC』と言えば現在、国内での五輪独占放映権を所有する米3大ネットワークの1つ。願ってもない機会と思われたが、アダムはこれをなんと辞退したのであった。その決断にいたった理由を18日、自身のツイッターでこう明かしている。

「『NBC』から平昌でレポーターとして働く機会をオファーされ、とても光栄に思っています。でもこのオファーを受けることは米国チームを脱退すること、そして選手村を離れなければならないことを意味します。それは僕の望むことではありません。今回のオファーを辞退せざるを得ませんでした。」

「米国チームの一員であること、米国を代表していることを誇りに思います。僕の出番の時には、チームメイトたちがそばで支えてくれました。だから今度は、僕が彼らのそばにいる番です。彼らとともに過ごす時間を、そして残りの五輪期間をとても楽しみにしています。米国チーム、万歳!!!」

これには「まだ五輪期間中なのに、選手に仕事のオファーをするなんて『NBC』は何様のつもりなんだ?」「五輪が終わるまで待てなかったのか?」という『NBC』に対する批判が相次いでいるが、今が“旬”のアダムだからこそ局側はこのタイミングで彼を起用したかったのであろう。

ツイッターでは、「あなたの美しい顔をもっとテレビで見られると思ったのに残念」「“アダム・ワールド”全開のレポートを楽しみにしていた」と辞退を惜しむファンが多く見られたが、米国民の大半はアダムの決断をサポートしているもよう。

「これが最後じゃないよ。君ならこれからいくらだってチャンスは来るさ」「正しい決断をしたと思う。君のチームへの忠誠心を心から尊敬する」「あなたのチームメイトを想う熱い心に、また惚れ直しちゃった」「アメリカ中がますます、あなたに夢中よ」とアダムの辞退を称賛する声が多く寄せられている。

先日、元米代表のフィギュアスケーターで金メダリストのスコット・ハミルトン、『Saturday Night Live』や『ゴーストバスターズ』でお馴染みの女優レスリー・ジョーンズとともに、カナダ代表のテッサ・バーチュー&スコット・モイアー組のパフォーマンスを鑑賞、コメントする機会に恵まれたアダム。

「女であることに喜びを感じさせてくれるパフォーマンス」とレスリーがテッサを褒めれば、アダムはすかさず「その気持ち、わかる。すごくよくわかるよ」と同意して「テッサを見ていると、たまに自分の髪が伸びていくのを感じるんだ」など独特の“アダム節”を披露していた。

アダムのコメンテーターとしての実力はなかなか好評で、早くも2022年北京五輪での起用を望む声もあがっているようだ。

画像は『Adam Rippon 2017年9月28日付Instagram「Them: You’re a snowflake.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)