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嵐はAR演出とどうコラボする? 最新テクノロジー取り入れたパフォーマンスへの期待

2018年02月21日 17:32  リアルサウンド

リアルサウンド

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 今やエンターテインメントに欠かせない、様々な最新テクノロジー。近頃ではVRゴーグルを用いてライブを鑑賞したり、VRMVが制作されるなど、音楽との接点も多い。とりわけ最新技術を用いたライブ演出は日々進化しているように思う。


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 そんな中、2月23日放送の『ミュージックステーション 2時間SP』(テレビ朝日系)はダンス×映像マジック”をテーマに展開。予告によれば、嵐は“AR演出とのコラボ”を行うという。没入感があり、場所に関係なく同じ体験ができることが強みのVR=バーチャルリアリティ。これに対し、AR=拡張現実(Augmented Reality)は、「Pokémon GO」のように現実の風景の中に映像やCGを溶け込ませる、あくまで現実をベースにしたもの。今後のライブ体験をより豊かにしていくであろう技術だ。


 過去には『ミュージックステーション ウルトラFES 2016』内の企画として、ARダンシングタモリが登場していた。これは番組の放送中、アプリを使って番組テーマソングを認識するとスマートフォン越しにダンシングタモリが踊りだすというもの。現実の机の上でダンシングタモリが踊っているように見える、非常に面白い取り組みだった。


 また2017年末には、Perfumeが特製ARアプリを用いて1年を振り返る動画を公開。まるで宙に文字や映像が浮いているように見えるため、現実のPerfumeの隣に映像のPerfumeがいるように感じることができた。AppleがARアプリの開発者向けツール・ARKitをリリースした際には、YouTube上にARKitを用いた遊び心溢れる動画が公開されるなど、ARの様々な可能性が示された。


 今回嵐が番組でパフォーマンスするのは「Find The Answer」と「白が舞う」。「Find The Answer」は『VS嵐』(フジテレビ系)で披露された際、後半部分にAR技術と思しき演出が施されていた。光の球体がメンバーの周囲を飛んでいき、今にも手が届きそうに見える様子は非常に幻想的だ。鏡のようになっている床にメンバーの姿が映し出され、奥行きを感じさせるセットは、宇宙をイメージしたかのような演出と相まって非常に洗練された雰囲気であった。


 『第63回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)でリアルタイムARを用いるなど、これまでも度々最新テクノロジーを取り入れたパフォーマンスを行ってきた嵐。2010年の『Mステ』では、当時の最新技術によって、オリンピック取材で不在だった櫻井翔が実際にステージにいるかのように見せる演出もあった。今回の『Mステ』も、メンバーの歌やダンスをより魅力的に見せるコラボレーションとなることだろう。AR演出が楽曲にどんなスパイスを加えるのか、楽しみに見守りたい。(竹上尋子)