5月26日から全国で公開される映画『ゼニガタ』の追加キャストが発表された。
表向きは居酒屋だが、深夜0:00から「10日で3割」という違法な高金利で金を貸し付け、苛烈な取り立てで債務者を追い込む闇金業を始める「ゼニガタ」を舞台にした同作。店主を務める銭形兄弟の富男役を映画初主演を果たす大谷亮平が演じる。
今回出演が発表されたのは、富男の弟・静香役の小林且弥、ブランド狂いのキャバクラ嬢・早乙女珠役の佐津川愛美、ゼニガタでの就労を志願するボクサー崩れの剣持八雲役の田中俊介(BOYS AND MEN)、現実逃避の末、銭形兄弟に泣きつく債務者・真田留美役の安達祐実、兄弟の過去を知る警察署長・二階堂猛役の升毅、町を牛耳るヤクザ・磯ヶ谷剣役の渋川清彦ら。
小林且弥は「『ゼニガタ』における静香というキャラクターは、お金という鎖に縛られているのではなく、自らをその鎖でがんじがらめにすることで他者を敬遠しています。私達の生きているこの世界では、何かを勝ち得たり、満たしたりすることより、人が真に欲しているのは、どちらかというと静香が求めていることに近いのではないかと思います」、佐津川愛美は「闇に飲み込まれていくというより、望んで堕ちていく珠ちゃんが人間的でもあり、魅力的でもあり、毎日の撮影がとても楽しかったです」、田中俊介は「“希望”。ゼニガタには、その光を注いでくれる男がいます。果たしてその男が導く先は本当に…」とコメント。
安達祐実は「私の演じる真田留美は、今回の作品の中で唯一の希望的存在だと思います。留美の中に再生の兆しを感じていただければ嬉しいです」、升毅は「金という闇に飲まれた人間の慟哭!容赦なく追い詰める銭形兄弟!の、過去知る警察署長!闇金と警察の関係って!?そう、私はキーマンかもしれません(笑)」、渋川清彦は「沼津という街の空気と、そこに蠢く人間の欲望が混ざり合って面白いものになりました。なんだかシリーズ化もありそうな匂い?期待しております」とそれぞれ語っている。
■小林且弥のコメント
大谷さん演じる銭形富男の弟、静香を演じさせていただきました。
『ゼニガタ』における静香というキャラクターは、お金という鎖に縛られているのではなく、自らをその鎖でがんじがらめにすることで他者を敬遠しています。私達の生きているこの世界では、何かを勝ち得たり、満たしたりすることより、人が真に欲しているのは、どちらかというと静香が求めていることに近いのではないかと思います。
綾部真弥という才能がピカレスクという言葉を教えてくれました。是非劇場でご覧ください。
■佐津川愛美のコメント
闇に飲み込まれていくというより、望んで堕ちていく珠ちゃんが人間的でもあり、魅力的でもあり、毎日の撮影がとても楽しかったです。
田舎という小さな場所でもがく人々がしっかりと描かれた大人のエンターテインメント作品が完成したと思います。
■田中俊介のコメント
元ボクサーの殴り屋、剣持八雲を演じさせていただきました、田中俊介です。
銭に翻弄される人間たち。銭で堕ちていく人間たち。
ただ、どん底からだって、這い上がり、立ち上がることはできる。
“希望”。ゼニガタには、その光を注いでくれる男がいます。果たしてその男が導く先は本当に…。
■安達祐実のコメント
綾部監督作品に出演させていただけることを、とても光栄に思っています。私の演じる真田留美は、今回の作品の中で唯一の希望的存在だと思います。留美の中に再生の兆しを感じていただければ嬉しいです。
■升毅のコメント
綾部組、「ゼニガタ」の一員として作品に出演させて頂いたこと、光栄に思っています。
金という闇に飲まれた人間の慟哭!容赦なく追い詰める銭形兄弟!の、過去知る警察署長!
闇金と警察の関係って!?そう、私はキーマンかもしれません(笑)
人間の欲望を真摯に描いたエンターテインメントを、劇場にてお楽しみいただけたらと思います。
■渋川清彦のコメント
綾部監督とは初めてで、元々空手をやっていた監督らしく「ヨーイ、スタート」の掛け声が、まるで正拳突きを打つかのごとく気合いの入ったスタートで身が引き締まった記憶があります。
沼津という街の空気と、そこに蠢く人間の欲望が混ざり合って面白いものになりました。
なんだかシリーズ化もありそうな匂い?期待しております