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どんな人もオシャレに見せる、ワントーンコーディネートのすすめ

2018年02月21日 11:03  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ワントーンコーディネートの成功例
着たいと思った服が似合わなくなった―そんな瞬間を経験したことはありませんか? それまではお店で見た服を試着せずに買っても素敵に着ることができたのに、最近では着てみると印象か違う。またはネットや通販で買ったものがイメージ通りに着こなせないなど、突然起こる自分の変化に衝撃を受けたことはないでしょうか? 特に大幅な体重の変化があったわけでもないのに、ある日突然その瞬間はやってきて、クローゼットの服まで何となくしっくりこないと感じてしまう。実はこれ、体重ではなく体型が変わってきた時に起こりやすい現象なのです。肩が少し内側に入ったことで肩幅が今までより狭くなったり、お腹の丸みの位置が少し下がったり、本当に些細な変化なのですがこれらが原因で「似合わない」「しっくりこない」と感じるようになるのです。一体こんな時、どうしたらよいのでしょう。私はお助けスタイルとして「ワントーンコーディネート」をおススメします。

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【ワントーンコーディネートでエイジレスな着こなし】
ワントーンコーディネートはつまらなくて地味に思われがちですが、ポイントさえ押さえればスタイルや体型、年齢に関係なく、どの方にも着こなせる万能スタイルになります。色を多用しない、要は華美に着飾ることに頼らない引き算のスタイルなので、等身大のあなた本来の魅力がそのまま引き出されます。あなた自身の持っている雰囲気で着こなすのです。初めてトライする方は引き締め効果もある紺や黒のような濃い色を選ばれるとよいでしょう。そしてポイントは肩をだしたり、ウエストマークをしたり、身体のラインを隠すことなく思い切って見せてしまうことです。これは全体をシャープに見せるテクニックでもあります。季節的に肩だしができない時は襟や胸元の開いたものを選んで顔周りをすっきり見せたり、ウエストマークに差し色を入れてみるのも効果的でしょう。そうすることでスタイルアップになり、若々しく年齢を感じさせない魅力が発揮されるのです。


【バックや靴、アクセサリーであなたらしさを加えて完成】
さらに素敵に見せるためには、小物、アクセサリーは外せない要素です。ぜひあなたの好きなテイストを一つ加えてみて下さい。たとえばシューズだけ真っ赤にしてみる、ネックレスとピアス(イヤリング)をお揃いにしてみる、バックとシューズのテイストを合わせてみるなど小物で統一感を出してあなたらしさを加えることでワントーンコーディネートは完成されます。

もし、あなたがファッション迷子になったなら、一度トライしてみて欲しいのです。引き算のスタイルはこれらのポイントを押さえることで誰でも簡単に取り入れられますし、年齢に関係なくいくつになってもその時のあなたが素敵に表現できるでしょう。敢えて着飾らないというスタイルで初めて気づく新たな魅力もあるかもしれません。

■樋口玲子(ひぐちれいこ)プロフィール
1973年 東京生まれ
R.H.mirror 代表

『樋口玲子のファッションを味方につける!』https://ameblo.jp/rhmirror/
婦人服メーカー、フランスのインポートブランドを経て、1999年にジョルジオアルマーニジャパン株式会社入社。退職までの12年間で販売からPR、VMD、レディースの買付業務、店舗マネージャーを務める。退職後、男児を出産。2016年にこれまでの経験を活かしてパーソナルスタイリストとしてR.H.mirrorを立ち上げる。『ファッションを味方につける!』をモットーに、なりたい自分になるためのファッション講座、ファッションクルーズのサービスを提供中。それぞれのライフスタイルに合わせて上質なものとプチプラを賢く取り入れながら、個々の魅力を引き出すスタイリングを提案する。
(TechinsightJapan編集部 パーソナルスタイリスト樋口玲子)