NTT東日本の制服で談合、伊藤忠とチクマに排除措置命令

　公正取引委員会が2月20日の今日、伊藤忠商事とチクマに独占禁止法の規定に基づき排除措置命令を行った。

　2015年5月21日に一般競争入札を実施した東日本電信電話（NTT東日本）等向け作業服の入札参加業者らに対し、事前に話し合って入札を不成立にさせ、個別の商談により価格を維持したという独占禁止法第3条の規定に違反する行為を行ったというもので、違反事業者及び排除措置命令の対象事業者は全部で4社。伊藤忠商事とチクマのほか、双日ジーエムシーと丸紅メイトは違反事業者として勧告された。
　また公正取引委員会は、NTT東日本から作業服の調達に係る各種相談等に関する業務を受託していた公益財団法人日本ユニフォームセンターに対し、違反行為を助長する行為が認められたことから申し入れを行った。