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大型ショッピングセンター初、ダイバーシティ東京 プラザに清掃ロボット導入

2018年02月20日 16:13  Fashionsnap.com

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清掃ロボットCL02 Image by: 三井不動産
三井不動産が、ショッピングセンター「ダイバーシティ東京 プラザ」で、サイバーダイン(CYBERDYNE)が新たに開発した「清掃ロボットCL02(シーエルゼロツー)」を今年3月から導入することを発表した。

 「清掃ロボットCL02」は建物内部の形状をスキャンし、清掃経路を記憶することで磁気テープやマーカー等の誘導線がなくても走行できるほか、新たに清掃経路の自動パターン生成機能が加わった。従来モデルと比較して走行スピードが速く、広いエリアを自律走行するとともに3Dカメラを用いてロボットの進行方向の障害物を立体的に検出したり、清掃後に清掃エリアのゴミ分布マップを作成することができる。
 2017年11月から「ダイバーシティ東京 プラザ」で両社協力のもと実証実験を重ね、従来の清掃ロボットでは技術的に対応が困難だった商業施設特有の吹き抜け等の大空間や、曲面がある複雑な形状といった課題を、サイバーダインの高度なセンシングやAI技術によって解決し、今回導入を決めたという。
 三井不動産は、将来的な働き手の減少などへの対応としてICT活用による施設管理業務の省人化を推進している。「ダイバーシティ東京 プラザ」での導入後、同社が運営する「三井ショッピングパーク ららぽーと」など他商業施設への導入を目指す。