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中居正広、TOKIO 国分太一、嵐 櫻井翔……平昌オリンピックの熱気伝えるジャニーズメンバー

2018年02月20日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 フィギュアスケートの羽生結弦選手・宇野昌磨選手、スピードスケートの小平奈緒選手、スノーボードハーフパイプの平野歩夢選手など、日本人選手も次々にメダルを獲得している『2018平昌冬季オリンピック』。連日テレビでも、その熱戦が報道されている。日本中が注目している平昌オリンピックには、ジャニーズメンバーも多く関係しており、現地取材をしたり、直接選手にインタビューをしたり、お茶の間に選手たちの様子を届けてくれている。今回はそんなジャニーズメンバーたちのコメント力に注目してみたい。


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■中居正広
 『ピョンチャンオリンピック2018』(TBS系)のメインキャスターを務めているのは中居正広。2004年のアテネオリンピックから8大会連続でメインキャスターを務めている、おなじみの顔だ。中居のコメントは、距離感が絶妙だ。例えば、フィギュアスケートの羽生選手へのインタビュー。「かっこいいなぁ、かっこいいって思わない?」とフランクに話していたかと思えば、インタビューの中では「◯◯◯についてどう思われてますか?」、「羽生選手にとって感謝を伝えたい方がいらっしゃったら教えていただきたい」と敬語を使い、リスペクトを持って接している様子が見られた。また、平昌からの中継では「敗れた選手もいらっしゃいますし、理想の滑りができなかった選手もいらっしゃいますので、そこからの学びもたくさんありました」と全ての選手にリスペクトを送っていた。いつもの中居のようなラフな実況・コメントをしつつも、選手と接する時には敬意を払う緩急の付け方は秀逸だ。視聴者にとっても、オリンピックを楽しんで見られるスパイスとなっているのではないだろうか。


■TOKIO 国分太一
 『ビビット』(TBS系)の代表として、男子フィギュアスケートに合わせて平昌入りしたTOKIOの国分太一。2月16日には、会場前から生中継で現地の様子を伝えていた。その際に思わず脱帽したのが、国分の着眼点だ。通常、選手についてのコメントが多くなるが、フィギュアスケートの前日練習に参加した国分がコメントしたのは環境。「客席の傾斜がある、選手から見たら壁のように見えるんじゃないかな。それがプレッシャーになったりするのかな」「リンクの広告がある場所にオリンピックマークがある。これを見て坂本(花織)選手も緊張したって言ってたから、いかにオリンピックマークが選手たちを緊張させるか。あれが魔物なのかもしれない」と、国分ならではの言葉でレポートをしていた。2月19日の『ビビット』では、平昌のTBS特設スタジオからスピードスケート500mの金メダリスト、小平選手にインタビューを行った。その第一声が「1人になる時間はあるんですか?」。これもまた、国分ならではの質問だろう。一個人としての味がある国分のインタビューや取材は、非常に興味深く見ることができる。


■嵐 櫻井翔
 アイドルのみならず、すっかりキャスターのイメージがついた嵐・櫻井翔は、『ピョンチャンオリンピック2018』(日本テレビ系)のスペシャルキャスターを務めている。オリンピックキャスターを担当するのは今回で6度目。そんな櫻井のインタビューは選手の本音を引き出しているように思う。例えば、『NEWS ZERO』(日本テレビ系)の中で、スキージャンプの高梨沙羅選手にオリンピック直前インタビューをしていた時だ。「17歳で大舞台に立っていたのは今思うと?」とソチオリンピック当時の思いを尋ねると、「まだまだ未熟でしたし、そこで戦えるだけの力もなかった」と答えた高梨。インタビュー中、櫻井は相槌を打ちながら高梨が話しやすい雰囲気を作り出し、本音を引き出していた。さらに櫻井は高梨が行っていたというローラー練習を自ら実践するなど、選手側の視点も意識したインタビュー取材を行っていた。こうしたインタビューには長年、『NEWS ZERO』で培った、キャスターとしてのハウツーが発揮されているのかもしれない。


 それぞれの持ち味を活かして、オリンピックを盛り上げている3人。ピョンチャンオリンピックは2月25日まで開催される。すでに後半戦に入ったが、まだまだ日本人選手たちの熱戦は続く。選手たちの活躍と共に、ジャニーズメンバーのコメントも楽しんでみてはどうだろうか。(高橋梓)