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8月の鈴鹿10時間へ向けGT300チームの参戦続々。NSX GT3もエントリーへ

2018年02月19日 19:22  AUTOSPORT web

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Modulo KENWOOD NSX GT3と道上龍、大津弘樹、チョン・ヨンフン監督
8月24~26日に開催される『THE 47TH SUMMER ENDURANCE SUZUKA 10 HOURS ENDURANCE RACE(鈴鹿10時間)』。2018年から新たに開催されるGT3カーの一大イベントに向け、国内外からエントリー表明が相次いでいる。2月中旬には新たに鈴鹿サーキットから、3チームの参加表明が明らかにされた。

 これまで開催されていた鈴鹿1000kmに代わって、2018年からGT3カーによる夏のビッグイベントとして開催される鈴鹿10時間。インターコンチネンタルGTチャレンジ(IGTC)の一戦としても開催されることから、ヨーロッパからもメーカーの参加が相次いでいる。

 今季のIGTCには、アウディ、ベントレー、マクラーレン、メルセデス、ポルシェの5メーカーがマニュファクチャラーとして登録しており、特に新型コンチネンタルGT3を投じるベントレーは、鈴鹿でもワークス格であるMスポーツが参戦することが有力。また、マクラーレンも日本で使用するチームがないことから、海外チームが参加する可能性が高い。メルセデスもストラッカ・レーシングがIGTC全戦の参戦を表明していることから、鈴鹿にも登場するだろう。

 また、アジアからも強豪チームの参戦表明があった。主なところでは、BMW M6 GT3を使用する台湾のFIST-チームAAIが参戦決定。アジア圏のレースでは日本の有力エンジニアが携わることが多いほか、BMWワークスドライバーを起用することも多いチームだけに、クルーの顔ぶれにも期待がかかるところだ。また、今季スーパー耐久に参戦を表明したアウディの有力チーム、フェニックス・レーシング・アジアも参加を検討している。

 海外からの参加表明が数多くあるなか、迎え撃つ日本のチームからも数多くの参戦表明が行われている。スーパーGT300クラスでは、チャンピオンチームのGOODSMILE RACING & Team UKYOがすでに谷口信輝/片岡龍也/小林可夢偉のトリオで参戦表明をしているほか、2月19日にはカラーリングも公開した。

 また、ポルシェ911 GT3 Rを使用するD'station Racingも1台、もしくは2台での参戦予定を表明したほか、鈴鹿サーキットはニッサンGT-RニスモGT3の2018年バージョンで、平中克幸/安田裕信/星野一樹というトリオで参戦するGAINER、初のJAF-GTマシンでの参戦表明となるカーズ東海ドリーム28、そしてホンダNSX GT3で参戦するModulo DRAGO CORSEの参戦表明も発表した。NSX勢では、CarGuy Racingも2月3日に行われた発表会の場で、参戦の意向を示した。

 さらにブランパンGTシリーズ・アジアにエントリーした地元三重のARN RACINGも鈴鹿10時間へのエントリーを表明するなど日本のGT3使用チームが続々参戦する意志を示している。プロクラスに参戦した場合、日程としてはGT500ドライバーの起用等も可能となるため、今後さらなるエントリー表明、そして第3ドライバーのメンバーも気になるところだ。