トップへ

片桐仁、キルギス共和国の遭難シーンでハプニング続出 『ラーメン食いてぇ!』 メイキング映像

2018年02月19日 18:02  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 3月3日に公開される『ラーメン食いてぇ!』より、メイキング映像と特別ポスタービジュアルが公開された。


参考:『ラーメン食いてぇ!』メイキング映像


 本作は、PV数100万回以上を記録した林明輝のWEB漫画『ラーメン食いてぇ!』を映画したもの。祖父のラーメン作りを継ぐことで生きる希望を見つけ、ラーメン屋復活に奔走する女子高生・茉莉絵の物語を描く。


 主人公・茉莉絵役を中村ゆりかが務め、親友・コジマ役として葵わかなが出演。茉莉絵の祖父のラーメン店“清蘭”店主役の石橋蓮司、遭難した料理評論家役の片桐仁らが脇を固める。『TOKYO LIVING DEAD IDOL』の熊谷祐紀がメガホンを取った。


 このたび公開されたメイキング映像では、片桐が、片道2日かかるキルギス共和国での遭難シーンを撮影する様子が映し出されている。片桐演じるラーメン評論家は海外で遭難し生死をさまよう中で、「どうしても清蘭のラーメンを食いてぇ!」と欲する役どころ。現地に荷物が届かない、カメラマンが倒れる、日本語を話す設定の現地キャストが全く話せない、運転手が迷子になるなど、ハプニング続出の撮影現場の様子が垣間見える。


 あわせて公開された特別ポスタービジュアルには、キルギス共和国の標高7,000メートルの山々をバックに、遭難でボロボロになった片桐の姿が捉えられている。片桐のバックには、広大な雪山がそびえ立ち、極限状況の中でも、タイトル通り「ラーメンを食いてぇ!」という“魂の叫び”が表現されている。


■片桐仁 コメント
・荷物が届かない! 衣装は現地調達!
僕の役は、車移動中に事故にあって、山で一人遭難してしまった料理評論家の役です。撮影は1週間って言ってたけど、移動で往復4日かかるから、実質3日しかないんですよ! でもそんな中、キルギスの首都ビシュケクってとこに到着したら、さっそく全員の荷物がない(笑)。僕の衣装とかメイク道具とか、全部無いんです。衣装もないので、現地で古着を探してもらったんです!


・酸素が薄い! 標高7000メートルで撮影!
とりあえず現地に向かいました。山道にはもうワダチしかない。旧ソ連のジープで行ったんですけど、それがもうしんどい。体がムチ打ち打ち状態でガッタガタ。その状態で3500m、4000mと登っていき、撮影は朝6時にスタンバイしました。現場に行ったらいったで標高7000mとかあるんですよ…もう、頭痛いの。空気薄いから。朝の6時スタンバイして夜の23時半まで撮って、翌日また6時開始とかで。日本じゃないから空気的にもきついんです。とにかく3日間しかないから。


・共演する山羊が、オオカミに食べられる!
山羊を使う場面があったんです。でも山羊がいないので聞いたら、前の晩にオオカミに食べられちゃったって言われて(笑)。新しい山羊が来たんですけど、逃げるんですよ。もう大変でした! でも、すごかったのがキャスティングプロデューサーさん。「僕に任せてください」って山羊をなだめたんですけど、すっごいその人になついたんです。おかげで撮影に入れそうだったんだけど、山羊との穏やかなシーンを撮って、暴れるシーンを撮って、最後逃げるっていう流れだったのに、逆になつきすぎて暴れなくなっちゃったりもしました。


・共演する遊牧民が、日本語しゃべれない!
劇中で”日本に行ったことがある”という設定で、少し日本語を話す遊牧民っていうのが出てくるんですが、そういう役者さんって日本から連れてくるじゃないですか。でも、今回その役者さんを現地から呼んだんです。見た目は完璧なんですが、現地民だから日本語が喋れないの(笑)。通訳さんが日本語を教えたんですけど…。


・最後に一言
最終日、天気がどんどん悪くなってきて。クランクアップした瞬間に雨がザーーッと! 現地来てるから、やるしかないんですよね。そんな壮絶な撮影でも、なんとか撮り終えて、無事に帰ってきました!(笑)
映画は、日本の高崎のラーメン屋の話なんです。僕は「一方、キルギスでは」ってシーン(笑)に登場します。すごい素敵な話なので、是非!(笑)


(リアルサウンド編集部)