不動産情報サービスを提供するLIFULは2月19日、「インスタ映えしそうな街ランキング」の結果を発表した。調査は昨年12月にインターネットで実施し、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)、近畿圏(大阪・兵庫・京都)、中部圏(愛知、岐阜、三重)居住者各1000人、計3000人の回答を得た。
首都圏の"インスタ映え"しそうな街(駅)を聞くと、1位は「東京」(581点)。2012年にレンガ造りの駅舎の復元・保存工事と改装が完了した。皇居や歴史的建造物、日本一のビル街など、撮影スポットは豊富だ。具体的には、
「新しくなった東京駅はどこから写真を撮っても絵になるので」(女性 40代)
「東京駅の駅舎、新しいオフィスビル、皇居など歴史の新旧が混じった景観」(女性 60代)
という声が寄せられている。
首都圏はターミナル駅が人気 「渋谷」「六本木」「新宿」なども人気に
2位は「横浜」(424点)で、古くから港町として栄え、日本と外国の文化が入り混じり異国情緒があふれる街並みが知られている。「海に近いので、海に関連した美しい景色がインスタ映えしそう」(男性 60代)という声もあった。
3位は「みなとみらい」(230点)で、2位の横浜駅からほど近くに位置する海沿いのエリアだ。夜景スポットも多く、「自然と人工物のバランスがよく、またカフェ等も豊富だから」(男性 30代)と支持する人が多い。
4位以降、「渋谷」(175点)、「六本木」(153点)、「新宿」(143点)、「舞浜」(137点)、「お台場海浜公園」(119点)、「恵比寿」(114点)、「原宿」(92点)と続く。流行の最先端である都心部が多くランクインしている。
近畿地方は京都が高評価 「世界中探してもここにしかない日本的な美しさがある」
近畿地方の1位は「京都」(572点)。古都として景観が守られているため、日本古来の美しい街並みが広がっているため、
「神社仏閣など世界中探してもここにしかない日本的な美しさがある」(女性 40代)
「駅も綺麗。絵になるスポットがいっぱいある。どこを撮影しても絵になる」(女性 20代)
という声が多い。
2位は「神戸」(527点)だ。独特の異国情緒があるモダンな街並みが特徴的で、海側は商業施設が立ち並ぶ。「素敵な港町のスポット、南京町の独特な雰囲気、異人館の雰囲気」(女性 60代)と写真スポットに事欠かない。
トップファイブにはほかに「神戸三ノ宮」(326点)、「梅田」(304点)、「大阪」(237点)がランクインした。
中部地方は圧倒的に「名古屋」 名鉄百貨店「ナナちゃん人形」が大人気!?
また中部地方は圧倒的な差を付けて「名古屋」(1252点)が1位。高層ビルの夜景や独創的な建物を挙げる人もいるが、
「ナナちゃん人形(名鉄百貨店内の高さ6メートルを超える巨大マネキン人形)はインスタ映えする!」(女性20代)
というマニアックな声も。以降、「栄」(393点)、「名古屋港」(254点)、「高山」(岐阜/119点)、「蒲郡」(愛知/101点)が上位5位に入った。同社は、
「いずれのエリアでも港町が上位にランクインしたことが特徴で、異国情緒あふれるおしゃれな街並みや海の風景はインスタ映えしそうです」
とコメントしている。