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ラトバラ「あらためて速さと信頼性の両方が重要と感じた」/WRC第2戦スウェーデン デイ4コメント

2018年02月19日 15:41  AUTOSPORT web

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ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
2018年のWRC世界ラリー選手権第2戦スウェーデンは2月18日、SS17~19が行われ、ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)が総合優勝。トヨタの大会2連覇はならなかった。

■Mスポーツ・フォード
●セバスチャン・オジエ(フォード・フィエスタWRC)/総合11位
「もう何年もの間、スタート順についてルールが変わることと戦ってきた。最終的に、これはワールドチャンピオンシップで、誰もがベストを尽くして、ポイントを獲得するチャンスを狙っている」

「少なくてもこのステージ(パワーステージ)では、いくらかポイントを獲得するチャンスがあった。優勝争いか、表彰台が、現実的な見込みがある状況でここに来たかったけれど、それは週末の始まりから不可能なことだった」

●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)/総合10位
「もっともイージーな週末にはならなかったね。初めのSSを通してペースに苦労していたとも言えるけれど、パンクで後退したときに、出走順での優位性はなくなってしまった。明らかに、僕らの望んでいた週末ではなかった。だから、そのことは忘れて、メキシコを楽しみにしているよ」

●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)/総合8位
「難しいラリーだったけれど、大きく改善してきたし、こういった路面でのでフィエスタWRCのドライビング法について多くを学べた。R5カーとはまったく異なるからね」

「ラリー前の目標は、総合5位から8位のどこかに入ることだった。僕らは8位だから、よかったよ。もちろん、もう少し上位を期待していたけどね。僕らは、ドライビングを向上させることと、こういったコンディションでのスピードの出し方を学ぶ必要があるだけだ」

■ヒュンダイ・モータースポーツ
●アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合3位
「ヒュンダイ・モータースポーツ加入後、初めて表彰台に立つのは素晴らしい気分だ。この週末はとても着実に走行できたし、最終日の午前中も順調にドライブを楽しんだ。パワーステージではプッシュしたかったけれど、表彰台を失うリスクを冒したくなかった。ここはいつも微妙なところだ」

「結局3ポイントを獲得して総合3位につけることができて、とても励みになったよ。それ以上にチーム全体として素晴らしい週末だった」

「ティエリー(・ヌービル)とニコラス(・ギルソウル/コドライバー)の素晴らしい結果におめでとうと伝えたい。この成功を分かち合うことができ、また、シーズン序盤だというのにチームがチャンピオンシップのトップにいるのを目にすることができるのは素晴らしいことだ」

●ティエリー・ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合優勝
「素晴らしい結果だ! (第1戦)モンテカルロでは期待外れのシーズンスタートを切ったけれど、僕たちは失望することはなかった。集中して、ここスウェーデンで強力な結果を出すことを目指したんだ」

「優勝への戦いは激しいものになると分かっていたし、ここへは調子を取り戻すという目的を持ってきた。そして完璧に盛り返したんだ。週末にあれほど早い時点でトップに立てるとは予想していなかったから、ときにはギャップを維持するためクレバーに走らなければならなかったし、できるときにギャップを広げていった」

「昨年も僕たちは勝利に値すると感じていたけれど、今週末はなおさらそう思ったね。パワーステージでは、優勝をリスクにさらすわけにはいかないから、プッシュするつもりはなかった。それでも2ポイントを獲得して終えたから素晴らしいよ」

「今では僕たちはチャンピオンシップのトップにいる。つまり僕たちの2018年シーズンはふたたび軌道に乗ったということだ。チームのみんなに感謝している」

「舞台裏では多くの人たちが毎日休むことなく作業をし、今回のように優勝を目指して戦える、競争力のあるマシンを僕たちに用意してくれているんだ。この勝利は彼らみんなのものだよ。僕たちにとって素晴らしい週末になった」

●ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC)/総合5位
「全体的に僕たちにとってポジティブな週末だったのに、嫌な終わり方になってしまった。パワーステージでのほんの小さなミスのせいだ。マシンがストールし、多くのタイムを失ってしまったので、総合4位の座を守ることができなかった。これが現実だ」

「今シーズンはタイトルを狙っているわけではないから、総合4位でも5位でも大きな問題ではない。イベントからはポジティブなこともたくさん得ることができたし、次のポルトガルでのイベントでも、この調子を維持したいと思っている」

「チームにとって競争の激しいこのラリーの一部でいられることをうれしく思っているし、またステアリングを握るのが待ちきれないよ」

■シトロエン・レーシング
●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)/総合32位
「僕たちにとって困難なラリーとなった。金曜日の理想的とは言い難い出走順のせいもあり、自信を持つのが難しかった。そして結局土曜日も早い出走順になってしまった」

「それでも総合10位を目指してポイントを確保しようと必死になっていたが、低速で雪壁に突っ込んでしまい、ターボにダメージを負ってしまった。本当についてなかった」

「(第3戦)メキシコからの巻き返しを誓うよ。次からの4ラウンドのうち、僕はすでに3つのラウンドで優勝経験があるし、昨年のラリー・フランス(第4戦ツール・ド・コルス)では首位を走っていたときもあるからね」

●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)/総合2位
「間違いなく最高の気分だ! 素晴らしい週末だった。過去にもここでのラリーをとても楽しんできた。でも今週末、ひとつのミスもせずに、週末を通してトップ集団で戦うことができたことに、自分でも驚いていることは言わなければいけないね」

「高速のラリーは僕向きではないと思っていたものだけれど、もはやそうではないようだ。どのステージでも僕のC3 WRCは完璧だったし、この結果をチームのために出せたのは素晴らしいことだ。みんな、本当に懸命に作業してくれているんだ」

●マッズ・オストベルグ(シトロエンC3 WRC)/総合6位
「チームに戻ることができてうれしいよ。テストで限られた距離しかカバーできなかったから、これほどいい順位で戦えるとは思っていなかったんだ。チームとともに成し遂げたことについて、彼らが満足していることを願うよ」

「C3 WRCでより多くの時間を過ごせば、より一層競争力が持てることは分かっている。とにかく、またすぐにでもC3 WRCをドライブしたいよ」

■トヨタ
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合7位
「非常に厳しい週末だった。土曜日は、はやい出走順により新雪や深い轍(わだち)の影響を受け、大幅にタイムを失ってしまった」

「また、最終日を前にトランスミッションを交換したけど、チームが素晴らしい仕事をしてくれたお陰でクルマのフィーリングが良くなり、ハンドリングも好転した。改めて、速さと信頼性の両方が重要であると感じたよ」

●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)/総合9位
「金曜日は路面コンディションが悪く、何もできないような辛い状況だった。土曜日は出走順が少しよくなりペースも上がったので、何回かSSベストタイムを記録した」

「そして今日(最終日)はコンディションが自分たちに合っていたから、さらにいいタイムを重ねることができた。いろいろ大変な週末ではあったけど、今回初めて未舗装路仕様のヤリスWRCでラリーに出場し、多くの学びを得ることができた」

●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)/総合4位
「パワーステージで勝ち、そして順位をふたつ上げることができた。チームがある程度のいい順位でラリーを終えることができてうれしく思うよ」

「金曜日に起きてしまったことについては、もうそれほど残念に感じていない。全体としては力強い戦いができたと思う。自分にこれほどスピードがあるとは思っていなかったから、来年このラリーに戻ってくるのが本当に楽しみだ」