部屋を選ぶとき、「この部屋に住もう」と思う決め手は何だろうか。ガールズちゃんねるには1月中旬、引っ越しを検討している人物が「賃貸を借りる時の決め手!」というスレッドを立てていた。スレ主は「治安・事故物件じゃないか、共用部確認はするようにしています」というが、他に「これだけは外せないところや、必ず確認しておいた方がいいところ教えてください」と意見を募っていた。
駅やスーパーなどへのアクセスの良さは魅力
スレ主と同様、「治安は大事だね。女性一人暮らしなら尚更」「物件周辺の治安。マンションの住人がどんな人達多いか」など、物件周辺の治安は決定打になるようだ。マナーの悪い人たちが近くにいるような物件では落ち着いて住みにくい。犯罪も心配なので、「オートロックは重要かもね」と、セキュリティ面を挙げる人もいた。
「立地の良さ。駅近くや大学近くやスーパーコンビニ近くなど」と、最寄り駅からの距離や周辺施設の充実ぶりも見逃せない。最寄駅までの移動時間が長いと、通学や通勤が面倒になる。周辺にスーパーやドラッグストア、銀行、病院などの施設があれば生活しやすいのは間違いない。
「上の階の人の生活音が酷くて辛かった」「以前住んでいた物件がキレイだったけど会話も生活音もダダ漏れだった」など、借りた物件が暮らしにくかった体験から、「遮音性は大事」と言う人もいる。その他に多かったのが「日当たり」や「風通し」など、画像やネットの情報では分かりにくいポイントだ。
「日当たり!これ絶対 玄関側の日の当たらない部屋、靴箱、カビだらけになってびっくりした… 大事なブランドの靴も緑のカビだらけ。 水取りぞうさん、めっちゃ必要」
「日当たり。お金じゃ買えない」
確かに、こればかりは住んだ後に工夫でなんとかなるものではない。事前にチェックできるなら、確認しておきたいところだ。
「条件にこだわり過ぎて不便な暮らしになった」という後悔も
ただ、条件にこだわるあまりいざ暮らして見ると不便だった、となったら本末転倒だ。コメントした中には、駅からの距離に魅力を感じた物件が高台にあるのか、長い階段の昇降が必要で「駅から近いとは言え、そこにこだわり過ぎて後の事を考えていなくて後悔してる」という声もあった。
また、借り手の属性によって「良い」の基準は異なる。単身者なら家賃の低さを優先させるかもしれないが、ファミリー層は、子どもを遊ばせておける部屋の広さや駐車場の有無も検討事項だろう。カップルは、お互いのプライバシーを保ちたいと思うかもしれない。
予算の制約もあるので、全ての希望を満たすのは難しい。その物件に暮らしている様子をイメージし、譲れない条件を見極めて、できる限り快適に生活したい。