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miracle² from ミラクルちゅーんず!が語る、グループ活動で得た成長と初ワンマンへの意気込み

2018年02月17日 13:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 特撮ドラマ『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』(テレビ東京系)から飛び出し、メジャーデビューした次世代ガールズユニットmiracle²(ミラクルミラクル)が、2月14日に待望のベストアルバム『MIRACLE☆BEST – Complete miracle² Songs -』をリリース。さらに3月26日に愛知(Zepp Nagoya)、28日に東京(Zepp DiverCity)、30日に大阪(Zepp Namba)で、ワンマンライブ『miracle² SPECIAL LIVE』を開催する。


 2017年4月よりスタートした『アイドル×戦士 ミラクルちゅーんず!』は、一ノ瀬カノン、神咲マイ、橘フウカ、白鳥アカリ、白鳥ヒカリの5人組アイドルユニット“miracle²”が、アイドル×戦士“ミラクルちゅーんず!”に変身し、ダンスや歌の力で世界の平和を守るストーリー。総監督を務めるのは、『ヤッターマン』や『土竜の唄』など数々の話題作を手がけてきた三池崇史だ。最新のVFXを駆使した本作は世界でも評判になっており、イタリアでのリメイクが決定している。


 一度聴いたら、ついつい口ずさみたくなるキャッチーなサウンドに、彼女たちが見せるハイレベルなダンスパフォーマンスが、少女たちはもちろんのこと、その親たちをはじめ多くの大人たちの心をつかんだ。


 2017年6月に1stシングル『Catch Me!』を発表すると、各地で実施されたリリースイベントに数千人規模のファンが殺到。さらに9月に2ndシングル『JUMP!』、12月に3rdシングル『天マデトドケ☆』をリリースすると、メンバーと写真撮影ができる特典会の列は、数時間待ちとなるほどの盛況ぶりを見せた。


 カノンは歌もダンスも未経験だったことから、ダンスの得意なマイやフウカがリードする形で活動をスタート。全体でのレッスンが終わった後も、自宅でも練習を続けたというエピソードを、前回のインタビューでは明かしてくれた。その頑張りを誰よりもマイとフウカが認めている友情も美しい。また、ドラマではライバルとして登場したヒカリ&アカリの“カリカリ”との間にも絆が芽生え、miracle²は仲良し5人組になった。


 ドラマで描かれるキャラクターの成長に加えて、ライブで感じられるリアルな彼女たちの進化。その両方を見届けられるのが、miracle²最大の魅力だろう。様々な困難を乗り越えて深まっていくmiracle²の友情も、本物だ。そんなmiracle²の集大成となるベストアルバム、ワンマンライブの実現は、ファンにとっても感慨深いものがある。ベストアルバムにあわせて、miracle²はタワーレコード新宿店始動のアイドル企画『NO MUSIC,NO IDOL?』VOL.165にも抜擢され、オリジナルのコラボポスターも店頭を彩る予定だ。


 今回、リアルサウンドは勢いを増しているmiracle²に、前回から4カ月ぶりとなるインタビューを行った。これまでの活動を振り返り、それぞれが感じている成長とは? そして、5人で過ごした最高の思い出とは? ときどき見せる彼女たちのプロ意識にドキッとしながらも、ピュアでむじゃきな5人のトークに花が咲いた。(佐藤結衣)


■「ちょっと大人っぽくなったmiracle²も楽しめると思います」(マイ)


――ベストアルバムのリリースおめでとうございます! 制作が決定したという知らせは、みなさん一緒に聞いたんですか?


カノン:はい、みんなで聞きました! 最初ビックリしすぎて……。


フウカ:「え~?!」みたいな(笑)。


アカリ:本当に信じられなくて。夢みたいだと思って……。


ヒカリ:言葉がでませんでした。


マイ:そうなんです。みんな冷静になって、遅れてうれしさがこみ上げてきました。


――初めてのアルバム制作は、いかがでしたか?


カノン:アルバムだけでしか聴けない曲のレコーディングなどを行っていくうちに、だんだん形になっていくのを感じて、とてもワクワクしました。


フウカ:レコーディングでは、いつも一緒に頑張ってるメンバーのことや、応援してくださっている皆さんのことを思って歌っています! 私は裏声を出すのが得意ではなく、そこは苦労した部分だったので、自分が納得できるまで、家で練習をしたこともありました。


――ベストアルバムのオススメは?


カノン:私は「Catch Me!」が、いちばんお気に入りの曲です。私たちのデビュー曲ですし、いろんな思い出があります。何回聴いても飽きないです!


ーー今回のアルバムでは、いろいろなバージョンの「Catch Me!」が収録されていますよね?


カノン:そうなんです。演歌やロック、テクノ、そしてHIPHOPです。


マイ:ドラマで、スペシャルモードに変身するときの楽曲なのですが、今までは短いTVサイズがドラマでしか流れていなかったんですけど、アルバムではフルバージョンで入っています。


アカリ:他にもオープニング曲も入っていたりと、本当に『miracle² from ミラクルちゅーんず!』のすべてが詰め込まれている作品になりました。


マイ:初回限定盤にはDVDもついてて、シングルリリースのときに撮影していたダンスビデオも、今回まとめて入ってるのでぜひチェックしてほしいですね。ダンスビデオ、実は撮影がすごく大変で……。立ち位置から手の角度から、全部合わせなくちゃいけないし、フルで1発勝負っていうプレッシャーもあるんですよ。


アカリ:しかも、1日かけてMVの撮影をして、最後の最後にダンスビデオの撮影なので、気合が必要なんです。


マイ:苦労した分、思い入れも強いので見てほしいです!


ヒカリ:私は「天マデトドケ☆」がオススメです! メロディもすごくカワイイし。みなさんにダンスビデオを見て真似してほしいなと思います。


フウカ:私も! リズムが速く振りもちょっと難しいところもあるけど、サビの部分は真似しやすい振付になっているので、ファンのみなさんと一緒に踊りたいです。


――miracle²の楽曲は、みなさんのダンスパフォーマンスで魅せながら、サビの部分はファンの方が真似しやすい振付が多いですね。


マイ:はい。サビは歌詞に合わせた振付になっていて、覚えやすいけどカッコよく見えるんです。


カノン:リリースイベントのダンスレクチャーで、お客さんと一緒に踊れるように工夫されています。


アカリ:「Happy」のサビも、指を“L”の形にして手を振るかわいい振付があるので、ぜひ一緒に踊ってほしいですね。


マイ:アルバムにしか入ってない曲も、聴いてほしい曲ばかりで。なかでも「週末ダンスフロア」は、今までリリースしてきたシングルに比べると、少し落ち着いた雰囲気の曲になっていますのでちょっと大人っぽくなったmiracle²も楽しめると思います。


――みなさんが、自分自身で“ここは成長したな”と思う部分はありますか?


カノン:私は演技です。ドラマの撮影が始まる前のレッスンでは、なかなか役柄になりきることができなかったんです。撮影が始まってからも、監督さんからたくさん指導をいただいていて……。でも、だんだん自分で考えて動けるようになってきました。


マイ:カノンは表現力がすごく豊かだなと思います。始めのころから感じてたんですけど、声が出なくなってしまった43話のカノンがとても良くて。最初は落ち込んでるんですけど、だんだん声を取り戻して、自分で作詞した曲を歌って……っていう、その段階の表情とかすごいなって思います。だから、そのときのお話に披露されたカノンのソロ曲の「KIRA☆TUNE!」は、たくさんの人に聴いてほしいなって思います。カノンの声がすごくかわいいんです! 歌だけじゃなくて、始めの朗読の部分も注目してほしいですね。


カノン:あ、ありがとうございます……照れる(笑)。


マイ:(笑)。ふだん、あんまり褒め合わないからね。


フウカ:褒めたら、照れちゃうから(笑)。


マイ:そうすると褒めるほうも照れるし……じゃ、言わないでおこう、みたいな感じです(笑)。


アカリ:でも心の中では、いつもみんなのことすごいって思ってるよね!


ヒカリ:うん!


アカリ:私もカノンと同じで演技が最初はうまくいかなくて落ち込むことがありました。でも、撮影はすごく楽しかったし、少しずつ自分で“このセリフはどんな気持ちかな”って考えられるようになっていって、どんどん演技が好きになりました。


マイ:みんな最初のころは演技するってことに、ちょっと照れくささがあったんですけど、だんだん稽古や撮影をしていくうちに、恥ずかしいって気持ちがなくなっていって。最初は言われたとおりにやっていたのが、「これをやりたい」って監督に自分から意見を出せるようになっていきました。


ヒカリ:私はもともとダンスをやってたんですけど、みんなより全然踊れなくて……。特に最初のころは、夜中まで家で復習したんです。


アカリ:いっぱい練習してきたんだなって、すぐに分かりました。指導を受けた次のレッスンではもう完璧で! ヒカリは本当に努力家だと思います。


フウカ:私は、自分ではイベントなどでのMCが成長したかなって思います。最初は余裕もなくていっぱいいっぱいでした。今も緊張はしてるんですけど、アドリブが言えるようになったかなって思います。


マイ:最初は考えていた通りにこなしていく、っていう感じだったけど、最近はお客さんの様子を見て、自発的に声をかけて盛り上げてくれたりとか、ダンスレクチャーのときも積極的にポイントを言ってくれたり、すごいなと思います。


アカリ:この前のイベントもすごかったよね。


マイ:いつもダンスレクチャーのとき、私が「みんなやってくれますかー?」って問いかけると、お客さんが「はーい!」って返して始めるんですけど、フウカが「ちょっと元気がたりないんじゃないんですかー? みんな大丈夫~?」ってあおってくれて……。


ヒカリ:そしたらお客さんも「おーーーーっ!」って。


アカリ:盛り上がったよね!


マイ:私も最初のころは、緊張していたから早口になっちゃって。今では、お客さんとコミュニケーションが取れるようになったなって思います!


カノン:マイはダンスの教え方がすごく上手で、マイが言うとファンの子もすぐに踊れるようになるからすごいんです!


■「ライブでもみなさんと最高の思い出ができるように」(カノン)


――キャラクターと自分が一体化していった感覚がありますか?


マイ:そうですね。撮影現場だけじゃなくて、イベントでも“マイ”として過ごしているので、もうその役が自分の一部になってきています。“マイだったらこういう気持ちで、こうするんじゃないかな”って感じるし、自分が誰よりもマイのことをわかってるって思えるようになりました。


ヒカリ:アカリとヒカリは、帰国子女なので英語のセリフも多いんですが、ふだんのプライベートで「Yes!」とか「Sorry~」などと言ってしまうことがあります。


カノン:私もカノンがよく言う「おかげさまさま」が染みついてしまって、「お疲れさまです」って言う時に、「おかげさまさまです」って言っちゃったのが恥ずかしかったです。でも、“ああ、もう自然とカノンになってるんだな~”って感じました。


ヒカリ:私なんて監督に指導をいただいたのに「OK! ……あ、ハイ」と間違えて言ってしまったことがありました……。


全員:アハハハハ!


――これまでイベントで培ってきたみなさんの実力を発揮できるワンマンライブも決まりましたね! 今の心境はいかがですか?


マイ:より緊張感が強くなると思うので、気を引き締めていかないとなって。ダンスもバッチリ合わせられるように、一つひとつ大切に作り上げていきたいなって思っています。


アカリ:今までのイベント以上にフルボリュームでパフォーマンスする予定なので、体力もつけないとなって思っています。


ヒカリ:全体の時間も、これまでのイベントよりも長くなるってことだもんね。


マイ:MCもちゃんとしないと!


フウカ:私もマイみたいにダンスレクチャーできるようになる! 


――ライブでこんな演出をしてみたい、という夢はありますか?


カノン:白い煙がプシュ~ってなるやつをしてみたいです!


ヒカリ:煙が収まったらみんながステージにいる、みたいな!


アカリ:カッコいい! あと、ステージから降りて……歌いながらお客さんの間を歩いたりなどもしてみたいです!


フウカ:私もそれやってみたい!


ヒカリ:ストーリー性のあるステージも素敵だよね。ライブが一つの物語みたいになってるような。


マイ:miracle²のライブだけど、ドラマと連動したような演出もライブでできたらいいなぁ。


――そういえば、オフの日に5人で夢の国に行ったとお聞きしましたが。


アカリ:そうなんです。ディズニーシーに行ってきたんですよ! みんなでカチューシャをつけて、満喫しました。


マイ:前日がイベントの日だったんですけど、「昨日行きました」って声をかけてくださったファンの方がいて嬉しかったです。私、ディズニーシーは初めてだったので、4人に案内してもらいました。


カノン・ヒカリ:すっごい楽しかったねー!


フウカ:次は、ディズニーランドに行きたいです!


――みなさんの楽しいトークが、ライブMCでも聞けるのを楽しみにしていますね! では最後に、ファンのみなさんにメッセージをお願いします。


ヒカリ:アルバムをリリースできたのも応援してくださっているみなさんのおかげです。これからも、私たちのことを温かく見守っていただけたらうれしいです!


マイ:5人で協力して、歌もダンスもレベルアップしていきますので、これからも応援してください!


カノン:ライブでもみなさんと最高の思い出ができるように、パフォーマンスもMCも頑張ります!


フウカ:これからも、どんどんパワーアップしていけるように精一杯頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします!


アカリ:みなさんに元気や笑顔を届けられるように、miracle²としてもミラクルちゅーんず!としても、5人で力を合わせていきますので応援してください!


(取材・文=佐藤結衣)