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「今思えば無駄だった趣味」ソシャゲ、スロット、野球観戦…… どんな趣味にも冷静になる瞬間がある模様

2018年02月17日 08:41  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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世間には色んな趣味がある。高尚なものもあれば、低俗なものもある。それらをひっくるめて便宜上趣味と呼んでいるわけなんだけど、やっぱりハマッたことを後々になって後悔する趣味というのは、いくらかパターンが固定されているらしい。

先日、2ちゃんねるを見ていると「趣味でこれにお金と時間費やしたの今思うと無駄やったなってある?」というスレッドが目に付いた。過去にハマっている趣味について「やらなきゃ良かった」と後悔している声が数多く、結構面白かったので、ちょっとだけ紹介したい。(文:松本ミゾレ)

「野球とかサッカー観戦趣味にしてたけどあかんわ。金がビュンビュン飛ぶ」


色々とお金と時間を費やした後になって、ふと我に返ったという意見が多いのだが、特に目立つ趣味のジャンルというものがあって、それを見て欲しいのだ。

たとえばソシャゲ、そしてスロット(パチスロ)。それから個人的に意外だったのが、野球観戦や釣りなどのアウトドア系の趣味だ。いずれも、好きな人にはたまらない趣味の範疇ではあるが、足を洗った人にとっては、かなりの後悔を生む趣味でもあるようで。後悔した理由について、いくつか引用して紹介したい。

「ソシャゲやな。特に金銭面。何も残らないとやっぱ虚しいわ」
「野球とかサッカー観戦趣味にしてたけどあかんわ。金がビュンビュン飛ぶ。貧乏人には無理やな」
「パチンコスロット。これほど下劣で最低な趣味他にない」
「大学で上京するまでは釣りにバイト代ぶち込んでたわ。生き餌にリールに移動費用に結構金かかったのに結局東京で就職して釣りなんかもうやってへんわ」

僕はアウトドア系の趣味を後悔している人がいるなんて、思いもよらなかった。というのも僕は外で遊ぶこと自体が全く好みでないため、「わざわざ暑い日も寒い日も外でワイワイやってる連中は最高に楽しんでるんだろうな」と思い込んでいたからだ。

しかし、よく考えればどんな趣味かに関わらず、熱が冷める瞬間というものが来てもおかしくないし、それはどうやらインドア系もアウトドア系の趣味も変わらないようだ。

死ぬ間際まで趣味にハマってる状態というのもそれはそれで辛いかも

僕にも趣味はあるが、やっぱり年齢を重ねるにつれて、どんどんモチベーションも下がりつつある。最近ではヤフオクでコレクションを少しずつ手放すようにもなった。あれだけ昔は固執していたものが、今はもう手元にあっても、そこまで大事とも思えないという状況に至りつつある。

まあ、仕方がない話だ。人間は1つのことを追求する前に息が切れてしまう。趣味なんてそりゃあ、いずれは飽きてしまっても当然という話なのだ。

しかし、それでも後悔をしない趣味があるのだとしたら、それってどんなものなんだろうか。恐らく後々の話の種ぐらいになるような程度の趣味が、これに該当するんだと思う。

飲み会なんかで「前に○○にハマッて大金を投じたことがあって~」とか言ってバカ話として披露するとか。あるいは過去にアウトドア趣味に熱中していた話をした上で、自分の出っ張った腹を撫でて笑いを取るとか。せいぜいその程度の役にしか立たないんだろうけど、少なくともその瞬間だけは、過去の趣味が一瞬鈍い輝きを取り戻す。

でも、それぐらいで御の字なんじゃないだろうか。どうせ人は飽きるし数十年で死ぬ。絶対に後悔しない趣味なんてものがあったら、それこそ死ぬまでハマッているだろうし、今際の際に「ああ、あの趣味の未来に立ち会えないのが辛い」と後悔しながら逝くのもそれはそれで辛い。命も有限。興味も有限。丁度いいところで趣味に飽きるのもまた、人の便利な機能なのだ。