映画『マルクス・エンゲルス』のメインビジュアルと予告編が公開された。
今回公開されたビジュアルでは、若き日のカール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルス、マルクスの妻・イェニーが登場。予告編ではマルクスに「君は天才だ」と告げるエンゲルスの姿や、マルクスが労働者に演説をするシーン、マルクスとエンゲルスが抱き合う場面などが映し出されている。
同作の舞台となるのは、産業革命によって経済格差が生まれ、不当な労働条件がはびこる1840年代のヨーロッパ。搾取と不平等な世界に対抗すべく独自の経済論を展開したことでドイツを追われ、フランスに辿り着いたマルクスが、エンゲルスとの出会いをきっかけに新しい労働運動をけん引し、やがて『共産党宣言』を執筆するまでの日々を描く。監督を『ルムンバの叫び』『私はあなたのニグロではない』などを手掛けたラウル・ペックが務め、マルクス役をアウグスト・ディール、エンゲルス役をシュテファン・コナルスケが演じる。
映画はマルクスの生誕200年にあたる4月28日から東京・神保町の岩波ホールほか全国で順次公開される。