映画『娼年』の新たな場面写真が公開された。
今回公開された場面写真には、松坂桃李演じる娼夫のリョウが出会い、欲望を解放していく女性客として、桜井ユキ演じる白崎恵、馬渕英里何演じるイツキ、荻野友里演じる主婦、佐々木心音演じる紀子、大谷麻衣演じるヒロミ、江波杏子演じる老女の姿が写し出されている。
なお三浦大輔監督は、同作でリョウと女性たちの物語が展開するたびに東京の主要な都市が映し出されることについて、風景を描くことはできなかった舞台と比べ、「映画では、それが可能なので、作品にリアリティを与える意味でも、東京のいろいろな街を切り取りたかった思いがありました。その効果も相まって、最終的には、現実と非現実がちょうど良いバランスで混在している作品になったと思っています」と語っている。
4月6日に公開される同作は、松坂桃李主演で舞台化もされた石田衣良の小説が原作。無気力な生活を送る主人公・リョウが、女性専用コールクラブ「Le Club Passion」のオーナー・御堂静香と出会い、彼女の勧めで始めた男娼の仕事をしていくなかでやりがいを見い出し、やがて静香に思いを寄せていくというあらすじだ。リョウ役を舞台版に引き続き松坂桃李が演じ、監督を舞台版の脚本、演出を手掛けた三浦大輔が務める。