親子3代の襲名披露が話題になった歌舞伎俳優の松本幸四郎と、水玉の作品で知られる前衛芸術家の草間彌生。今年に入って歌舞伎座で披露された祝幕は草間がデザインを手掛けており、幸四郎自らが草間に依頼したという。
「表現にかける願い」と「愛を伝えること」について語り合う同番組は、幸四郎が草間の創作現場を訪れる前半と、草間が歌舞伎座に向かう後半で構成。創作エネルギーや歌舞伎の新境地を開くアイデアの秘訣についてそれぞれ尋ね、草間は「少しでもすばらしい作品を後世に残したい気持ちが自分を動かす」、草間作品のファンであったという幸四郎は「現実逃避力がエネルギーになる」と返す。草間が幸四郎に「いっしょに闘っていきましょうね」というエールを贈る一幕も。
