全日本ロードレース選手権に参戦するTeam KAGAYAMA(チームカガヤマ)は2月16日、2018年の活動計画を発表した。浦本修充がRFMEスペイン選手権へ参戦する。
2017年シーズンは、最高峰JSB1000クラスに初の2台体制で参戦したチームカガヤマ。マシンも新型スズキGSX-R1000に変更して挑み、チームオーナーの加賀山就臣がランキング10位、浦本がランキング13位を獲得した。
迎える2018年シーズン、加賀山はJSB1000へ継続参戦する一方、浦本は主戦場を海外へ。昨年もスポット参戦したRFMEスペイン選手権のSUPERSTOCK1000クラスへフル参戦する。
所属チームはスペイン・バレンシアに拠点を置く『JEG Racing』とチームカガヤマのジョイントチーム『Team SUZUKI JEG / KAGAYAMA Racing』で、使用するマシンはスズキGSX-R1000だ。
なお、チームによれば、これは若手育成プロジェクトの一環で「ライダー・チームともに数年後を見据えた」参戦計画だという。
「今年は全日本から舞台を移し、昨年まではスポットとして参戦していたRFME スペイン選手権にフル参戦することとなりました」と浦本。
「このように海外に挑戦する機会を増やしてくださった加賀山さん、JEG Racingに感謝の気持ちを忘れずに、もっともっと成長して世界でも通用するライダーになれるよう、一戦一戦集中して全力を尽くし臨みたいと思っています」
「勉強の年でもありますが、結果にこだわって、最高のリザルトを応援していただいている皆様にお見せできるようにします」
チームオーナーの加賀山はJSB1000に加え、2013年から参戦を続けている夏の祭典、『鈴鹿8時間耐久ロードレース』にも継続参戦。現時点で明かされている起用ライダーは加賀山のみだが「今年も皆様に喜んで楽しんでいただけるラインアップをご用意して参ります」としており、こちらの続報にも期待したい。
加賀山は「私、加賀山は今年度も現役レーサーとして全日本JSBや鈴鹿8耐に参戦させていただきます。ダンロップやスズキ、多くの協力者のおかげでこの環境があることに感謝しかありません」とコメントしている。
「今年で44歳になることから何事も最年長記録を作れるよう努力を続けて行きます」
「浦本については、昨年からヨーロッパでの活動拠点として、この度JEG Racingとパートナーシップを結ぶことができました。さまざまな情報を共有し協力しあうことにより、お互いにプラスになれればと思います」
「浦本が、ひとつでも多くの海外レースに参戦することは、本人にとって良い経験となり、世界レベルになってもらうことを期待しサポートをしていきます」