2018年、ウイリアムズF1チームのリザーブ&開発ドライバーに就任したロバート・クビカが、金曜フリープラクティスに3回出場する予定であることを明かした。また、26日にスタートするプレシーズンテストでも走行を行うということだ。
2011年初めに出場したラリーでの事故でF1キャリアの中断を余儀なくされながら、復帰を目指して努力を重ねてきたクビカは、一時はウイリアムズのレースドライバー最有力候補とみなされていたものの、セルゲイ・シロトキンとのシート争いに敗れ、リザーブ&開発ドライバーの役割を担うこととなった。
15日、ウイリアムズは2018年F1体制発表会を開催、チーム副代表クレア・ウイリアムズ、チーフテクニカルオフィサーのパディ・ロウ、レースドライバーのランス・ストロールとシロトキンとともに、クビカはリザーブ&開発ドライバーとして出席した。
「2011年はレースドライバーだったが、当時とは異なる役割でF1に戻ってくる。それでもF1パドックに継続的に復帰することは確かで、それがとても楽しみだよ」とクビカは語った。
「以前行ったことがある場所を再び訪れるのは興味深い経験になるだろう。僕の人生のさまざまな瞬間が思い出され、さまざまな感情が沸き起こることになるかもしれない」
「他のドライバーたちがレースをするのを見ているというのは辛いこともあるかもしれない。でも今年、僕はこの異なる役割を担う。今年はレース数が多く、やるべき仕事がたっぷりあって、タフなシーズンになるだろう。チームのためにいい仕事をしなければ。さあ、始めるとしようか!」
リザーブ&開発ドライバーとしての契約を発表した際に、チームはクビカがバルセロナでのプレシーズンテスト、インシーズンテスト、グランプリのプラクティスセッションに出場することを明らかにしていた。今回、より具体的なプランが明らかになり、2018年シーズン中にスペインGP、オーストリアGPを含む3回のフリープラクティスで走行することが分かった。