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PWC:ベントレーを導入するK-PAXレーシング、ワークスドライバー2名を起用へ

2018年02月16日 07:11  AUTOSPORT web

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K-PAXレーシングのベントレー・コンチネンタルGT3
2018年のPWCピレリ・ワールド・チャレンジに『ベントレー・コンチネンタルGT3』を投入するK-PAXレーシングは、ベントレー・ワークスドライバーのアンディ・ソウセック、マキシム・スーレをスプリントXシリーズのドライバーラインアップに加えたと発表した。

 2016年のPWCピレリ・ワールド・チャレンジを制したK-PAXレーシングは昨年末、4年間ともに戦ったマクラーレンに別れを告げ、今季よりベントレー・モータースポーツのサポートを受けながら3台のコンチネンタルGT3を走らせるとアナウンス。

 第一報では各車をドライブするドライバーのラインアップが未確定とされていたが、その後マクラーレン・ワークスドライバーとして2016年からK-PAXレーシングに加入し、同年にドライバーズチャンピオンを獲得したアルバロ・パレンテが引き続きチームに残ることが明らかにされた。

 そんなチームに新たに迎えられたソウセックとスーレは、“ベントレー・ボーイズ”と呼ばれるベントレー・ワークスドライバー。ワークス活動を行うベントレー・チーム・MスポーツからブランパンGTシリーズ、IGTCコンチネンタルGTチャンレンジなどにGT3レースに参戦する他、カスタマチームの元で助っ人としても活躍している。

「マキシム(・スーレ)とアンディ(・ソウセック)の両名をスプリントXに参加させることでベントレー・モータースポーツが今季のPWCプログラムにどのように関わっているのかが分かるだろう」と語るのはK-PAXレーシングのプログラムマネージャーを務めるダレン・ロウ。

「ワークスドライバーの加入はチームにとって有益となる。ふたりが持つ(コンチネンタルGT3での)経験をもとにした助言は、エンジニアを助けクルマのセットアップをよりスムーズに進めるのに役立つはずだ」

 PWCのスプリントXは60分レースの間にドライバー交代、タイヤ交換が必須となる形式だが、ソウセックはほぼ同じフォーマットで争われるブランパンGTシリーズ・スプリントカップにコンチネンタルGT3が投入された2015年から参戦していることから「適応するのに苦労しないだろう」と分析。

 一方で普段はチームメイトとして同じ車両をシェアしているスーレと異なるマシンで争うことになる点については「面白そうだ」と語った。

 パレンテと同様にすでに起用が発表されている21歳のロドリゴ・バプティスタとコンビを組むこととなったスーレは「バプティスタはピレリ・ワールド・チャレンジの若手スターのひとりだ。彼にとってキャリアの重要なステップを踏む段階でともに仕事をすることができて嬉しいよ」とコメント。

「僕は彼にコンチネンタルGT3の知識をすべて捧げるつもりだ。エネルギッシュな彼と僕、ふたりのドライビングがうまく噛み合うのを楽しみにしているんだ」