結婚相談所の運営や婚活パーティの開催を行うIBJは2月15日、30歳の男女120人を対象に実施したアンケート調査の結果を発表した。結婚をしているか、独身で恋人がいるのはわずか21.7%で、78.3%もの人は未婚で恋人もいなかったという。
ここ1年間で恋人候補になりそうな出会いがあったという人も40.8%に留まっており、恋人もいなければ、出会いもないという三十路の世知辛い現実が明らかになった。
結婚前の交際期間、中には1か月でいいという人も
調査は、同月11日に開催された「三十路祭り」の参加者を対象に実施された。「30歳による30歳のためのお祭り」で、1987年度生まれのみ参加できる。前述の未婚率は国の統計データと比較すると異様に高いが、少なくともイベント参加者はそうだった、ということのようだ。
自分の周りに婚活サービスを通して交際や結婚に至った人がいるかどうかを聞くと、54.2%が「はい」と回答している。しかし自分自身が結婚相談所に入会するのは「まだ早い」と感じている人が60.8%に上っている。
「結婚前にどのくらいの交際期間が欲しいですか?」という質問に対しては、「1年」が44.1%で最も多く、次いで「6か月」が24%だった。中には「1か月」という人も3.3%いた。
30代の目標を聞くと、一番多かったのは「恋愛・結婚」の39.4%で、次いで「生活の充実」が25%、「仕事での飛躍」が13.2%だった。参加者からは、
「結婚したいです」(女性)「妊娠したい」(女性)
「人生をかけて成しとげたい志を立てる」(男性)
「1日を精一杯カッコつけて生きる」(男性)
といった回答が寄せられていた。