2月15日、2018年からスーパーGT300クラスに参戦するModulo Drago CORSEが、チームのファクトリーでModulo KENWOOD NSX GT3のカラーリングをお披露目した。
2018年からスーパーGTに“復帰”するModulo Drago CORSEは、チーム代表でもある道上龍と、2017年まで全日本F3選手権に参戦していた大津弘樹のコンビでGT300クラスに参戦する。使用するホンダNSX GT3は、1月31日に富士スピードウェイで道上のドライブでシェイクダウンされ、大津も乗車。トラブルもなくシェイクダウンを終え、その後カラーリングが施された。
この日、午前、午後の二部構成で報道向けにお披露目されたNSX GT3は、JVCケンウッドのサポートも受け『Modulo KENWOOD NSX GT3』という車名に。マットブラックにレッドとホワイトのラインが入る精悍な印象となった。
カラーリングは、「ホンダのレーシングカーと言えば白と赤というイメージ」だったが、それを打ち破るべく、『精悍さと意志の強さ』を示すマットブラック、『秘めた情熱』を表したレッド、マシンへの親しみを表現する品位あるホワイトが組み合わされている。写真や映像の写り、マットブラックとの組み合わせを考えたレッドは、どちらかというとオレンジにも近い色となっている。
マシンをなぜか報道陣がアンベイルするという(?)ユニークな試みで姿を現すと、道上は「イラストで見ていたよりもすごく鮮やかで、走っていても目立つと思っています」と語った。
また、大津も「目立つカラーリングですし、このホイールの色はサーキットでなかなか見ないものですよね。今までと違うGTカーの世界で戦うレースが楽しみです。目標は開幕からポールポジションと優勝です」とコメントした。
この日は同時に、Modulo KENWOOD NSX GT3が履く新たなホイールも公開された。エンケイとModuloによって専用開発されたホイールは、量産NSXのディーラーオプションであるMR-R03とデザインを共有しているもの。GT500でも2台のNSX-GTが使用しているホイールの改良版となるが、新たに表面にアルマイト加工が施され、耐摩耗性とシルバーの美しさを実現しているという。
さらに、文化服装学院とホンダアクセスのコラボで、学生から募ったModuloのロゴを大胆にあしらったデザインのチームウェアも公開。また、Moduloスマイルとして水村リアさん、さらに安藤麻貴さんが決定し、会場にも登場したほか、『Moduloプリティ』としてレースクイーンも2名採用、そのうちのひとりが生田ちむさんであると発表した。
マシンはこの後、メーカーテスト等に参加し、NSX GT3の初のGT300でのシーズンに向け準備が整えられていく。