東洋ゴム工業株式会社は2月15日に開催した取締役会で、2019年1月1日付で社名を『TOYO TIRE株式会社』に変更すると決議した。
1945年8月1日に創立された東洋ゴム工業は、東洋ゴム科工と平野護謨製造所という2社を前身に持つ企業で、創業から70年以上の歴史を持つ。
現在はTOYO TIREブランドを中心に進めるタイヤ・自動車用部品がシェアを伸ばしている一方で、免震ゴムのデータ改ざんなどの不正が相次いで発覚。経営体制の見直しが図られていた。
同社は2017年から「創業の精神である社是とともに社会に果たすべき使命、ありたい姿、持つべき価値観を明文化した新たな理念を制定するとともに、事業本部制を機能別組織経営に改正、モビリティ分野をビジネスの中核」とする中期経営計画をスタート。
この流れのなかで、「タイヤ・自動車用部品というモビリティに関わるビジネスを中核とする新たな経営体として、このたび、改めて、この事業に携わる“誇り”と“責任”を持ち、グローバルにTOYO TIREを本物のブランドにしていくという“覚悟”」で社名を変更することになったとのこと。
この社名変更は3月29日に開催予定の第102回定時株主総会で承認された後に実行される。