台湾のFIST-チームAAIは、8月24~26日に三重県・鈴鹿サーキットで開催される『第47回サマーエンデュランス 鈴鹿10時間耐久レース』にBMW M6 GT3で参戦する。
これまで多くのドラマを生んできた伝統の『鈴鹿1000km』に代わり、FIA GT3マシンを使ったグローバルレースとして生まれ変わる鈴鹿10時間耐久レース。
オーストラリア、ヨーロッパ、アジア、北米を転戦するIGTCインターコンチネンタルGTチャレンジの1戦として組み込まれた同イベントにはアウディ、ポルシェ、メルセデスAMG、ランボルギーニ、ベントレーといった欧州メーカーに加え、日本のホンダ、ニッサン、トヨタもエントリーしており、今回FIST-チームAAIがBMWでエントリーしたことにより出場するマニュファクチャラーは合計9つとなった。
20年以上にわたってモータースポーツ活動を続けているチームは2015年以来、AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズのGTEカテゴリーに参戦。2017/18シーズンはシリーズチャンピオンを獲得したほか、2015、2016年にはLM-GTEアマクラスからル・マン24時間レースにも出場した。
また、2017年シーズンはAsLMSと並行してブランパンGTシリーズ・アジアにもスポット参戦し、開幕戦セパン、第4戦富士、第5戦上海でBMW M6 GT3を走らせている。鈴鹿10耐でのドライバーラインアップは後日、正式発表される予定だ。
「FIST-チームAAIが前回、鈴鹿でレースをしてから10年以上が経った。“カムバック”までこんなに時間を要すとは思わなかったよ!」と語るのはパトリック・スー代表。
「伝説的なサーキットで開催される『鈴鹿10時間』という名高い耐久レースに参戦できることを本当にうれしく思っている。エントリーリストにはすでに世界トップレベルのチームとドライバーの名が並んでおり、強力なライバルたちに対して自分たちの力を試せる機会が待ちきれないね」
アウディスポーツ・チームWRTがバサースト12時間を制して幕を開けた2018年のIGTCは6月26~29日にベルギーでトタル・スパ24時間が行われ、第3戦として開催される鈴鹿10時間耐久レースは8月24~26日に初開催される。