TSトーキョーは2月13日、「女子が望むリーダー像」の調査結果を発表した。調査は10代以上の女性307人から回答を得た。
リーダーに一番持っていてほしい素質を聞くと、1位は「思いやり」(41.0%)。具体的に聞くと、
「最終的にはできないリーダーだとしても、過酷な状況で思いやりがある人なら、こちらも思いやりが持てる」(30代前半)
など、双方が思いやれる関係性を求める声が多かった。
「自分だけを信じて突っ走るようなリーダーは破滅しそう」
2位は僅差で「知性・知恵」(39.4%)。「頭が良くないと、皆を引っ張っていけないし信用できない」(20代前半)というやや辛辣な人もいたが、"知性"があるから対人関係も円滑だったり、決断を任せられたりするという声が非常に多く寄せられた。
以降、「豊富な経験」(11.7%)、「忍耐力」(3.3%)と続いた。「腕力・体力」は1.3%に留まっている。一方、一番ついていきたくないリーダーを聞くと、「独裁的」(49.8%)が最多となった。
「他者の意見を聞かずに自分だけを信じて突っ走るようなリーダーは、結局周りが見えなくなって破滅しそう」(10代後半)
「無茶な決断をされると部下が疲弊する」(20代前半)
2位は「優柔不断」(34.9%)。「やる気を疑う」(20代前半)や「頼りない印象がある」(30代前半)と思われる他、「優柔不断では仕事は止まってしまうと思う」(20代後半)と業務に支障がでると答えた人もいた。
3位以降、「リーダーシップを取る分野においての経験がたりない」(8.1%)、「優しすぎる、貫禄がない」(2.3%)と続くが、「賢すぎる」(1.3%)を挙げる人もいた。
自分は2番手がいい理由「責任は取りたくないけど権力は欲しい」
自分がグループに属する際、どのポジションが居心地良いかを聞くと、最も多かったのは「グループの2番手」(36.2%)。「リーダーを補佐したい」という声も多いが、中には、
「大きな責任は取りたくないが、ある程度の権力は欲しい」(30代前半)
という人も。2位は「その他大勢の一人」(22.8%)で「流れに身を任せるほうが気楽」(50代)、3位は「グループに属するのは好きではない」(18.9%)で、「グループがあれば、そこに問題が出てくるのは必然なこと」(40代前半)と続く。面倒なことに巻き込まれたくない、ということだろうか。「リーダー」(4.2%)は5位に留まった。
この調査は映画『猿の惑星:聖戦記(グレート・ウォー)』のブルーレイ発売に合わせ、同作品で描かれる主人公シーザーのリーダーシップにちなんで実施された。主人公が猿なことから「猿の方が賢いなと思えるような男子の理解不能な行動エピソードを聞くと、「腹筋とか腕立て伏せとか、競い出すとムキになり止められないところ」(40代前半)という可愛いものから、
「あざとい女子にすぐ引っ掛かるところ。引っ掛かってもそれでも良いと思っちゃうところが、単純だなあと思う」(30代前半)
といったエピソードまで寄せられた。