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企業の炎上を疑似体験する「炎上防災訓練」の提供始まる SNSへの書き込みやクレーム電話でシミュレーション

2018年02月15日 07:11  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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インターネット上の苦情や誹謗中傷をモニタリングするサービスを提供している「ホットリンク」は2月14日、企業が炎上を疑似体験できる「炎上防災訓練」の無償提供をスタートした。

同社は、モニタリングサービスを提供するため、日頃から2ちゃんねるやツイッター、ブログなど約2000か所を巡回している。そうした中で得られた知見を元に、「炎上のシナリオ」を作成。シナリオに基づいて、企業担当者に炎上を疑似体験してもらうという。

「担当者の対応によって、炎上のシナリオが分岐していく」

同社の担当者は次のように語る。

「各企業のご担当者さまには、共通してログインできるシステム上で、SNSの疑似的な書き込みを見ていただきます。そしてどのような対応を取るのか選択肢の中から選びんでもらいます。その対応によって、シナリオが分岐していくわけです。場合によっては、疑似クレーム電話を入れることもあります。シナリオ終了後に、ご担当者さまの対応を評価します」

無償版の所要時間は1時間だが、1日掛けて行う有償版も用意している。有償版では、その企業の特色や業界の特性を踏まえたシナリオが用意されているだけでなく、担当者の対応によって、刻一刻とシナリオが変化していくという。企業側は、記者会見のシュミレーションを行うことも可能だ。前出の担当者は、

「炎上はあらぬところに飛び火したりしますので、そうした怖さを味わっていただき、SNS対策の見直しにつなげていただきたいと思っています」

と呼び掛けていた。