事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。
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イタリアの消息筋によると、フェラーリはかなり早い段階から、ロバート・クビカにテスト&リザーブドライバーのポジションをオファーしていたという。
だが、その時点ではまだ、ウイリアムズでレースドライバーの座につける可能性が十分にあったため、クビカはフェラーリからの誘いを断った。同じ消息筋の話では、マラネロから連絡があったのは、彼がハンガロリンクでのインシーズンテストでウイリアムズをドライブした直後だったらしい。
このテストで、クビカはロングランではポール・ディ・レスタを上回るパフォーマンスを示し、2018年にはウイリアムズでレースができそうだと、半ば確信してハンガリーを離れていた。
しかし、その後ウイリアムズは、ランス・ストロールの僚友にセルゲイ・シロトキンを選んだ。そして、それが決まった時には、もはやクビカがフェラーリとの交渉を再開するには遅すぎた。すでにフェラーリは、レッドブル傘下を離れたダニール・クビアトを開発ドライバーとして迎え、シミュレーターによる作業に当たらせることを決めていたからだ。
今年フェラーリがリザーブドライバーを必要とする場合には、ザウバーに所属するシャルル・ルクレールかアントニオ・ジョビナッツィのどちらかにチャンスが与えられる可能性が高い。ジョビナッツィは、シーズン中に行われるピレリのタイヤテストでも、2日間にわたりフェラーリをドライブすることになっている。
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