MotoGPは2月13日、MotoGP、Moto2、Moto3の、これら3クラスのレース周回数を、2018年、2019年の2年間にわたって調整することを発表した。これは、各グランプリの決勝レース距離をより近づけることで、イベント運営とテレビ放送の番組構成をよりよくすることが目的だ。
MotoGPクラスは、年間で使用できるエンジン台数と燃料の制限によってレース距離を延長することは難しい。そのため、2018年は全19戦のうち7戦のレース周回数を減少させる。Moto2クラスでは10戦、Moto3クラスでは8戦の決勝レース距離を短縮し、2019年にはさらに周回数が減少予定だ。
また、安全面の改善を目的に、MotoGPクラスは赤旗が提示された時点で全体の75%以上のレース距離を完了していた場合、レース終了が宣言されることも決定。なお、レース距離の3分の2を終了しなければ最終結果が決定しないというMoto2、Moto3クラスの規制に変更はない。
■2018年の決勝レース距離に変更のあるコースと周回数
MotoGPクラス
・サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
21ラップ → 20ラップ
・ヘレス・サーキット
27ラップ → 25ラップ
・ル・マン
28ラップ → 27ラップ
・バルセロナ‐カタルーニャ・サーキット
25ラップ → 24ラップ
・アウトモトドローム・ブルノ
22ラップ → 21ラップ
・ミサノ・ワールド・サーキット
28ラップ → 27ラップ
・サーキット・リカルド・トルモ
30ラップ → 27ラップ
Moto2クラス
・サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
19ラップ → 18ラップ
・ヘレス・サーキット
25ラップ → 23ラップ
・ル・マン
26ラップ → 25ラップ
・バルセロナ‐カタルーニャ・サーキット
23ラップ → 22ラップ
・ザクセンリンク
29ラップ → 28ラップ
・アウトモトドローム・ブルノ
20ラップ → 19ラップ
・ミサノ・ワールド・サーキット
26ラップ → 25ラップ
・ツインリンクもてぎ
23ラップ → 22ラップ
・セパン・インターナショナル・サーキット
19ラップ → 18ラップ
・サーキット・リカルド・トルモ
27ラップ → 25ラップ
Moto3クラス
・サーキット・オブ・ジ・アメリカズ
18ラップ → 17ラップ
・ヘレス・サーキット
23ラップ → 22ラップ
・ル・マン
24ラップ → 22ラップ
・バルセロナ‐カタルーニャ・サーキット
22ラップ → 21ラップ
・アウトモトドローム・ブルノ
19ラップ → 18ラップ
・モーターランド・アラゴン
20ラップ → 19ラップ
・セパン・インターナショナル・サーキット
18ラップ → 17ラップ
・サーキット・リカルド・トルモ
24ラップ → 23ラップ