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ルノー、フランスの強豪ゲーマーとのタッグでeスポーツ参入。『F1 eスポーツ』参戦も視野

2018年02月13日 17:41  AUTOSPORT web

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ルノーはeスポーツに参入するべく、『ルノー・スポール・チーム・バイタリティ』を立ち上げた
ルノーとルノー・スポール・レーシングは2月12日、eスポーツへの参入を表明。フランス拠点のプロゲームチーム、『Team Vitality』(チーム・バイタリティ)とともに『ルノー・スポール・チーム・バイタリティ』を立ち上げた。

 eスポーツはコンピューターゲームなどを使って行われるスポーツ競技。日本では馴染みが薄いものの、世界にはプロチームやプロリーグが多数存在し、優勝賞金10億円以上の大会も存在するなど、メジャースポーツとしての認知が広まっている。

 また日本国内にもプロゲーマーが複数名存在するほか、2月1日にはeスポーツの普及と発展を目指す『一般社団法人 日本eスポーツ連合』が設立されており、徐々に認知が広がっている。

 今回、ルノーはそんな成長著しいeスポーツへの参加を表明。フランスを拠点に活動するチーム・バイタリティとタッグを組んだ。

 このチーム・バイタリティはシューティングゲームの『レインボー・シックス』、サッカーゲームの『FIFA』シリーズの大会でチャンピオン獲得経験を持ち、アディダスやボルビックなどから支援を受けている強豪チームだ。

 今後、ルノー・スポール・チーム・バイタリティは、レースゲームの『ロケットリーグ』で争われる大会にエントリーするほか、F1が立ち上げた『F1 eスポーツ・シリーズ』への参入も検討するとのこと。

 今回のタッグにより、チーム・バイタリティ所属のプロゲーマーたちはイギリス・エンストンにあるルノーF1のファクトリーへのアクセスが許され、ドライバーたちとトレーニングを受けることが可能になるという。

 ルノー・スポールのシリル・アビデブール代表は「モータースポーツ界とゲーム界につながりがあることは明確だ。どちらも競争が激しい環境で身体的、精神的強さが求められる」と強調する。

「昨年、FOMがF1 eスポーツを立ち上げたことで、このふたつの世界はさらに密接になり、コラボレーションが実現可能になった。F1と同様、この分野でも我々はライバルから恐れられ、尊敬されるチームを作り上げる」