ニッサンは2018年3月6日にスイス・ジュネーブのジュネーブモーターショーで、2018年末から参戦を開始するABBフォーミュラE選手権で使用するマシンカラーリングのコンセプトモデルを世界初公開する。
ニッサンは2017年10月、自動車メーカーの参戦が相次いでいる電動フォーミュラによる世界選手権、フォーミュラEへ日本の自動車メーカーとして初めて参戦を表明。新型シャシーが導入される2018/19年シーズンからワークス参戦を開始する。
現時点で参戦体制の全容は明かされていないが、体制発表に先駆けてシリーズで使用するマシンカラーリングのコンセプトモデルがジュネーブで公開されることになった。このジュネーブショーでは、フォーミュラE新型シャシーの実車も世界初公開される予定だ。
ジュネーブでのカラーリングコンセプトお披露目は、2月12日にFacebook上で行われたライブ配信で明らかにされた。このライブ配信には女優でニッサンの『エレクトリック・ビークル・アンバサダー』を務めるマーゴット・ロビーさんが登場。マーゴットさんにより、ジュネーブでのカラーリング発表がアナウンスされた。
マーゴットさんは、2016年公開の映画『スーサイド・スクワッド』でメインキャラクターのひとり、ハーレイ・クイン役を演じたほか、自身が主演する映画『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』で2018年のアカデミー賞主演女優賞にノミネートされている実力派若手女優のひとり。
このライブ配信で使用されたカメラや照明などの設備はニッサン・リーフのバッテリーを動力源としており、マーゴットさんも「今回使われたカメラが自動車であるニッサン・リーフで動いているなんて、これまで想像もしなかったこと」とコメントしている。
「世界は電動化の道を進んでいて、テクノロジーはどんどん賢くなっている」
「もしかしたらクレイジーな手法に思えるかもしれないけど、より環境への影響が少なく、持続可能な世界を作り出すために、今までのやり方を変えていけるというひとつの実例になると思うの」