嵐、関ジャニ∞、Hey! Say! JUMP、Kis-My-Ft2……お笑い芸人に広がる“ジャニーズ好き”の輪

　2月15日に放送される『VS嵐』（フジテレビ系）に、「ジャニーズ大好きチーム」としてトレンディエンジェル・斎藤司、アンジャッシュ・児嶋一哉、銀シャリ・橋本直、ゴールデンボンバー・歌広場淳、平野ノラ、フジテレビアナウンサー・黒瀬翔生、土田晃之が出演する。彼らのように、「ジャニーズが好き」と公言する芸能人は近年徐々に増えてきているように感じる。そこで今回は、ジャニーズメンバーとお笑い芸人の関係性に特に注目し、相性の良さを考えてみたい。

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■嵐×博多華丸・大吉 博多大吉
　2014年の『ロンドンハーツ3時間半スペシャル』（テレビ朝日系）で、嵐のファンクラブに入っていると明かした博多大吉。2016年に放送された『チカラウタ』（日本テレビ系）では、嵐ファンの妻が持っていた『ARASHI Anniversary Tour 5×10』のDVDを見て感動したことがきっかけとなり、ファンクラブに入ったと話をしていた。「共演すると緊張してしまう」と言うほど嵐ファンの博多大吉だが、これまで『VS嵐』や『嵐にしやがれ』（日本テレビ系）、『櫻井・有吉THE夜会』（TBS系）など数々の番組で共演を実現。お互いをリスペクトしているようなトークを見せ、嵐ファンからも好感度が高い。例えば2017年8月10日に放送された『VS嵐』では、博多大吉が食リポの悩みを吐露。それに対して櫻井翔が「（この悩みは）プロの悩み」、大野智が「大抵僕らは美味いで終わる」とコメント。博多大吉は「嵐さんは美味いでいい、僕らはダメ」と、お互いを嫌味なく気遣う様子が伺えた。双方の好感度が倍増する関係性だ。

■関ジャニ∞×銀シャリ 橋本直
　『M-1グランプリ2016』（テレビ朝日系）の王者、銀シャリ・橋本直もジャニーズ好き芸人のひとりだ。最近では『ABChanZoo』（テレビ東京系）でMCを務めるなどジャニーズとの共演も増えてきているが、2012年に『関ジャニ∞のジャニ勉』（関西テレビ／TOKYO MX系）に出演した時のはしゃぎっぷりは見ているこちらが嬉しくなってしまうほど。「『エイトレンジャー』楽しみにしてます」、「ゲストは（相方の）鰻君で、僕はエイターの一人やと思ってください」とオープニングからアピールしたり、相方が錦戸亮と一度飲みに行ったことがあると言うと嫉妬したり……。マシンガントークが売りである橋本は、バラエティで関ジャニ∞と共演した際の息がピッタリだ。トーク力がある関ジャニ∞だからこそ、互いの魅力を引き出せるのかもしれない。

■Hey! Say! JUMP 八乙女光×オードリー 春日俊彰
　『スクール革命！』（日本テレビ系）で長年共演している、Hey! Say! JUMP・八乙女光とオードリー・春日俊彰。春日は2013年放送の『ナカイの窓』（日本テレビ系）で、「（八乙女は）春日の扱いが上手いんですよ。若林（正恭）かそれ以上」と八乙女の好きな部分を話していた。さらには、八乙女の顔がプリントしてある抱きまくらを披露。かなりの“強火八乙女担”っぷりを発揮していた。春日の言葉通り、擦り寄ってくる春日を突き放しつつも最終的には受け入れるなど、八乙女は春日のあしらい方が上手い。例えば『スクール革命！』の中で八乙女と春日が同じチームでクイズに答える場面では、絶妙のタイミングでツッコミを入れている。Hey! Say! JUMPのコンサートにも足を運ぶ春日。八乙女の絶妙な仕切りが春日を魅了しているのではないだろうか。

■Kis-My-Ft2 藤ヶ谷太輔・横尾渉×トレンディエンジェル 斎藤司
　アイドルとしてのみならず、バラエティでもブレイクして久しいKis-My-Ft2。芸人と共演する機会も多く、サバンナ・高橋茂雄、スピードワゴン・小沢一敬、ザブングル・松尾陽介などさまざまな芸人と交流があるという。昨年放送されたラジオ番組『Kis-My-Ft2 キスマイRadio』（文化放送）の中では、藤ヶ谷太輔と横尾渉がトレンディエンジェル・斎藤司とプライベートでも仲が良いというエピソードを披露。特に藤ヶ谷はすこぶる仲が良く、2016年の『SMAP×SMAP』（フジテレビ系）に斎藤が出演した時には、藤ヶ谷と飲みに行ったり買い物に行ったりするほどの関係だと話していた。Kis-My-Ft2の中でも、落ち着いてオシャレなイメージが強い藤ヶ谷だからこそ、私服やインテリアにこだわる“トレンディ”な斎藤とマッチしたのかもしれない。

　お笑い界にも広がる「ジャニーズ好き」の輪。これまでジャニーズファンの多くが女性という印象が強かったが、ジャニーズ好きを明言する男性芸人が増えることでコンサートなどに足を運ぶ男性ファンもより一層増えていくのではないだろうか。テレビ番組などを通じた、芸人たちの啓蒙活動にも期待したい。（高橋梓）