香港のKCMGは2月12日、ニッサン/ニスモのGT3オフィシャルパートナーチームとして、2年目を迎えるブランパンGTシリーズ・アジアにニッサンGT-RニスモGT3を2台投入すると発表した。シリーズとして初の日本車のフル参戦となる。
ヨーロッパで開催されているブランパンGTのアジア版として、2017年にスタートしたブランパンGTシリーズ・アジアは、初年度から香港や台湾、中国を中心に多数のエントリーを集めたほか、日本で開催された2戦には、多くの日本チームが参戦している。
2年目となる2018年は、日本からもARN RACING(フェラーリ)、BMW Team Studie(BMW M4 GT4)等日本チームの参戦が明らかにされているが、香港を拠点とし、日本人スタッフが活躍するKCMGが、ニッサンGT-RニスモGT3の2台体制で参戦することになった。
現在まだドライバーラインアップ等は明らかにされていないが、KCMGの土居隆二監督は「このニュースをみんなと共有できることを嬉しく思っています。ブランパンGTシリーズ・アジアに『ゴジラ』を解き放つ特別なチームになれたことは特に喜ばしいことです」とGT-Rの海外での愛称である『ゴジラ』を用いてコメントした。
「これはKCMGにとっても非常に大きな名誉です。ニスモが我々を信頼してくれたことに感謝したいと思います。我々はWEC世界耐久選手権、ル・マン24時間、そしてブランパンGTシリーズ・アジアで3年間で成功を収めてきた、強力なメカニックとエンジニアが支える、ドライバーラインアップを準備しています」
「強力なパッケージと、希代のチーム体制で我々はシーズンを勝ち取ることができると確信しています」
同時に発表されたカラーリングは、KCMGのマシンではおなじみのホワイトとブルー、グレーのラインが入ったものに、GT3オフィシャルパートナーチームであることを示すであろうサイド下部のラインが入る。また、ゼッケンもKCMGのナンバーである18と、ニッサンのナンバーである23が用いられることになった。