フォーミュラE代表のアレハンドロ・アガグが、フォーミュラEシリーズは将来F1をしのぐ存在になると主張したことを受けて、F1のCEOを務めるチェイス・キャリーが反撃した。
フォーミュラEはモータースポーツの世界において影響力を増しており、F1はデジタルプレゼンテーションやソーシャルメディアの領域で、フォーミュラEのアイデアの多くを後追いしているとアガグは考えている。
またアガグは、フォーミュラEがF1の後を引き継ぎ、今後20年で最後まで生き残るモーターレース・チャンピオンシップになるという大胆な主張をしている。しかしながらキャリーはその見通しを退けた。
「面白いことに、彼は水晶占いをしているようだね」とキャリーは語った。
「フォーミュラEは我々の敵ではない。フォーミュラEは我々全員に関係のある環境問題を象徴しているが、スポーツイベントというよりはストリートパーティだと私は見ている」
「フォーミュラEに行ったことのある人々は、音楽と良い食事があって楽しかったと言っている。しかしF1は世界中で視聴されており、今や我々は次のレベルへと移行する機会を手にしている」
「他のシリーズは関心を高めてくれるので、我々の助けになると考えている。しかしトップシリーズはF1であり、これからもそうであり続ける」とキャリーは締めくくった。